ソースコード
ソースコード(source code)とは、コンピューターに指示するためのプログラムを作るために、人間が理解しやすいプログラミング言語の言語仕様に則って書かれた命令書である。ソースまたコードという略称で呼ばれることが多い。
概要
ソースコードは人間が理解しやすい形式であり、そのままではコンピューターは理解できないため、コンパイラやインタプリタ、アセンブラなどと呼ばれる翻訳プログラムをもちいて、最終的にコンピューターが理解できるネイティブコードを生成し、そこではじめて実行できるようになる。
ソースコードの多くはテキストファイルであり、テキストエディタやその発展系である統合開発環境などを用いて作成する。なお、KlikやNXT-Gのように専用エディタを用いて視覚的にソースコードを書き上げるプログラミング言語や、Pietのように画像ファイルを利用するものも少なからず存在する。
コーディングとコーダー
ソースコードを記述する過程のことをコーディングと呼び、コーディングを行う人間をコーダーと呼ぶ。
なお、コーディングではなくプログラミングという場合は、ソースコードを記述する過程のみならず、その前段階である設計も含む。設計および実装の両方を行う人間はコーダーではなくプログラマーと呼ばれる。
欧米ではコーダー自体がほとんど存在せず、その大半がプログラマーである。その関係で、コンピューター関連の話題は海外から入ってくることが中心となっている日本ではコーダーもプログラマーと呼ぶことが一般的となっている。
オープンソース
ソースコードを広く一般に公開することをオープンソースという。
オープンソースとひとことで言っても、夢物語を語るものから、現実的に支援を求めるもの、宣伝または信者を確保するためのもの、権利を主張するためのもの、製造責任を放棄するためのものまで様々である。
オープンソースはひとくくりにされている事が多いが、2012年現在では大きくわけて共産主義的なフリーソフトウェア教(英:Free Software Foundation)と新自由主義的なアパッチ教(英:Apache Software Foundation)という相反する2つの団体が大きな勢力を持っており、そのどちらも独特の宗教文化を作り上げ、冷戦状態が続いている。アパッチ教を含むBSDの流れを組む宗派では「オープンソースなどという新参で曖昧な概念は使うな」と言い伝えられている。
人間アセンブラにとってはオープンソースなどどうでもいい話だと言われている。
関連項目
参考文献