ARM Mali-470
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概要
2012年に発売したARM Mali-450の後続製品であるが、スマートフォンではなくスマートウォッチやIoT機器をターゲットとし、省電力だけを追求したもの。
Mali-470はMali-450と比べ1コアあたりの性能は2倍くらいになっている。ただし最大コア数は8コアから4コアへと減少しているので最強構成時の性能はあまり変わらない。どちらかというとスマートウォッチのために「より省電力な構成」ができるようになった感じだ。
接続できるディスプレイの最大解像度はコア数に依存し、「1コアあたり640x640」となっている。スマートウォッチであれば1コアで十分だし、安物の定番である1366x768やフルHDであれば3コア(MP3)という構成になる。
ダイサイズはMali-450より10%小さいらしい。なおSoCに内蔵されるので外観からは違いは分からない。
API
- OpenGL ES 2.0
対応するAPIは「OpenGL ES 2.0のみ」である。OpenGL ES 3.0もVulkanもOpenCLも一切使えない。「スマートウォッチでゲームやるやついないだろ」という判断であろう。
主なSoC
- Realtek RTD1395 = Mali-470 MP4、Banana PI M4に搭載されているやつ
- MediaTek MSD6683 = Mali-470 MP3