キートップ
キートップ(英語:key top)とは、キーボードのキーの上面のことで、キーの面のうち側面を除いた指が触れる部分のことである。また、内部の機械的なスイッチ部分を除いたキー自体をキートップと呼ぶこともある。
とくにキーボードのメンテナンス方面では「キートップのはずし方」「キートップを交換」などという用法が用いられることが多いので、ノートパソコンなどキーの交換方法などをググるときは「キートップ」という単語で絞り込むと良いと思われる。
キートップの洗浄[編集 | ソースを編集]
キーボードの洗浄といえば、まずはキートップの洗浄が初心者でも難易度が低く、おすすめである。
- キーボードからキートップをはずす。
- 洗面器に中性洗剤を薄め、キートップを投入し、軽くかき混ぜる。
- 汚れがひどい場合は、キートップを「洗濯網」に入れ、洗濯機でゴシゴシ洗う。
- よく自然乾燥させる。
- 乾燥機には入れるな。熱で溶ける。
- キーボードにキートップを取り付ける。
なお、ノートパソコンなどに多いパンタグラフキーボードやアイソレーションキーボードはこの限りではない。パンタグラフキーボードであれば汚れ以前に劣化も早いので新品と交換した方が早いし、アイソレーションキーボードは諦めが肝心である。
キートップの刻印[編集 | ソースを編集]
キートップには、そのキーを押したときに入力されるであろう記号や文字が刻印されているものが一般的であるが、Happy Hacking Keyboard Professionalの墨モデルのように無刻印となっている変態キーボード製品もある。
キートップの突起[編集 | ソースを編集]
これらのキートップ上の刻印を見ずにキーボード入力を行うことを「タッチタイピング(ブラインドタッチ)」と呼ぶ。このタッチタイピングを補助するために、ホームポジションを指先の感触で判別できるよう、「F」キーと「J」キーのキートップには小さな突起が設けられていることが多い。
その他[編集 | ソースを編集]
一般的にキーボードの性能諸元にはキーピッチが第一に記載され、キートップの面積などは省略されていることが多い。
キートップが滑りにくい素材かどうかという点はキーボードをはかるうえで重要な要素のひとつである。
同様にキートップの塗装・塗料も非常に重要な要素であり、往年のコボラーが愛用する輪島塗(漆塗り)の変態最高峰キーボード製品まで存在する[1]。
またキートップの形状も重要な要素である。中でも賛否がわかれるのが、アイソレーションキーボードに多いフラット型であり、OLなどの間ではオサレかつ爪が長くても打ちやすいため比較的好評だが、プログラマーの間では圧倒的に不評な傾向が強い。