USB Video Class
2021年12月28日 (火) 01:50時点におけるAdministrator (トーク | 投稿記録)による版
概要
大雑把にいえば「映像信号を圧縮してPCに送信する仕様」と「PCからカメラを制御する仕様」を定めた規格である。
映像信号は未圧縮だと非常にデータサイズが大きい。たとえば「フルHD以上かつ30fps以上」であれば2000Mbpsくらいの帯域が必要となる。そこでUVCの場合はUSBケーブルを流れる信号をMPEGなどで非可逆圧縮するためUSB 2.0の480Mbpsという狭い帯域でも送信が可能となっている。
UVCで使える圧縮アルゴリズムは複数が規定されている。ただし全部を実装している製品はまず存在しないと思われる。安物の定番はMotion JPEG、MPEG1、MPEG2である。だいたいこのどれか。
なおUVCの規格上ではH264やVP8などにも対応している。ただし、高級品はUVCではなく「ThunderboltやUSB 3.2を使って劣化なしの未圧縮データを力任せに垂れ流す」という方式が主流なため、あまり見かけることはない。