HDMI

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HDMIとは、主にテレビ家庭用ゲーム機などで使われている映像や音声などを1本のケーブルにまとめて送ることのできる通信規格の一種である。

概要[編集 | ソースを編集]

HDMIは家電業界が集まって作ったものである。 パソコン業界が集まって作った「DisplayPort」と競合する。

HDMIは性能や料金など、あらゆる点でDisplayPortに劣っている。

しかしパソコン業界がDisplayPortの前身である「DVI-D」に固執している間に、家電業界はHDMIを一気に普及させた。これにより「圧倒的な普及台数」という点で勝ることになった。圧倒的な普及率のため無視することはできなく、グラフィックボードなどでも申し訳程度に1ポートくらいHDMI端子が搭載されていることが多い。

USB 4.0ではDisplayPortが「USB仕様の一部」として吸収されることが決定しているので、将来的には大きな動きがあるかもしれない。

ライセンス料[編集 | ソースを編集]

HDMI仕様はオープンスタンダードではない。HDMIを実装するには、HDMI LLCのライセンス契約を結びロイヤリティ(ライセンス料)を支払う必要がある。

またHDMIのライセンス契約とは別に、Intelの子会社であるDigital Content Protection LLCと別途HDCPのライセンス契約が必要な点にも注意する必要がある。

基本料金[編集 | ソースを編集]

年間生産数 基本料金 追加料金
通常プラン 10000ユニット以上 10000ドル なし
少量プラン 10000ユニット未満 5000ドル 1ユニット1ドル

ロイヤリティ[編集 | ソースを編集]

基本料金とは別にユニットごとにロイヤリティが発生する。ロイヤリティはデバイスベースであり、ポート数やチップ数、コネクタ数には依存しない。

プラン 料金
通常料金 0.15ドル
HDMIロゴを使用 0.05ドル
HDMIロゴを使用し、HDCPを実装 0.04ドル

上記のように製品にHDMIロゴを貼り付けると劇的に安くなるが、HDMIロゴを使用するには製品の発売前に「コンプライアンステスト」と呼ばれる指定審査機関で品質評価が要求される。当然ならが有料であり審査料の分だけ割引されている感じだ。

また、インテルHDCPのライセンス契約を結んでいるとさらに1セント安くなる。

主な公認テストセンター[編集 | ソースを編集]

日本の大手電気メーカーはほぼ公認テストセンターの資格を持っている。

宗教上の理由で利用できない公認テストセンターもあることだろう。その場合は「HDMI コンプライアンステスト」でググると様々な企業がでてくるぞ。好きなところを選べ。

関連項目[編集 | ソースを編集]