Linux4Tegra
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Linux4Tegra(別名:Linux for Tegra、通称:L4T)とは、NVIDIAが開発および配布しているLinuxディストリビューションである[1]。
概要[編集 | ソースを編集]
大雑把にいえばUbuntuにNVIDIA製品のドライバを最初からぶち込んだものである。 Jetsonシリーズにはプリインストールされている。
公式サイトではTegra2以降のSoCを搭載した製品で利用できるとしているが、製品ラインナップを考えるとほぼJetson TK1およびJetson TX1の専用OSと考えた方がよい。 NVIDIA SHIELDでも使えるらしい。
ビルド[編集 | ソースを編集]
ソースコードはUbuntuの差分で配布されているため、自前でビルドする場合はまずベースとなるUbuntuのソースコードを拾ってきてLinux4Tegraのソースコードを上書きするという手法になる。ベースとなっているUbuntuはLinux4Tegraのバージョンごとに違うのでよく確認すること。
パッケージ[編集 | ソースを編集]
一部のパッケージはUbuntu版とは異なる。とくにOpenGLを使用するアプリは軒並みCgおよびCUDAで書き換えられたカスタムバージョンとなっている。
たとえばGoogle Chromeのオープンソース版であるChromiumなどが該当する。Linux4TegraバージョンはWebGL部分をTegraにゴリゴリ最適化し、YouTubeでフルHDや4Kの動画を表示した際にも加速装置が働くようになっている。