「カプセル化(通信)」の版間の差分
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== 関連項目 == | == 関連項目 == |
2018年10月30日 (火) 02:37時点における最新版
カプセル化 (通信)とは、ある形式を別の方式で包み込むことをいう。
主な例[編集 | ソースを編集]
たとえばイーサネット(LAN)が普及する以前には似たような通信規格が乱立していた。それらの敗北した規格のパケットをTCP/IPに変換してイーサネットに流し、出口でもとに戻せばいいじゃん、という代物である。純粋なTCP/IPでの実装に比べると無駄な変換コストが発生するので性能面では不利であるが、フルスクラッチで作り直すよりは開発コストは下がるだろという発想である。医療で使われるDICOMなどが有名である。
iSCSI[編集 | ソースを編集]
また、イーサネットの野良で鍛えられた耐久性に着目してSCSIを流す「iSCSI」という規格もある。
かつてSCSIで主流だったファイバーチャネルなどは耐久性が低いという問題点を抱えていた。
一方、イーサネットはロードバランサーだスタッカブルスイッチだと可用性を上げる機器が切磋琢磨しており耐久性という面では他を圧倒していた。これらの製品は大量販売されるためバグも次々発見されては潰される野良の強さを持っていた。「業務用」で最優先されるのは「可用性」である。可用性を犠牲にして速度を求めるのはゲーミングPCくらいである。
ならばイーサネットにSCSIのコマンドを投げればいいじゃん、となったのがiSCSIである。
HDMIエクステンダー[編集 | ソースを編集]
また、HDMIのように最新の規格ではあるが、HDMIケーブルは長く引き回せない。そこで遅延には目をつぶって伝送距離の長いイーサネットにカプセル化して流すなどという製品も出ている。