「クボタタイタン」の版間の差分

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クボタ・タイタン(Kubota Titan)とは、日本のトラクターメーカーであるクボタが高度経済成長期に多角化戦略の一環としてコンピューター業界に殴り込みをかけ開発した[[ワークステーション]]である。
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クボタ・タイタン(Kubota Titan)とは、日本のトラクターメーカーであるクボタが高度経済成長期に多角化戦略の一環としてコンピューター業界に殴り込みをかけ開発したコンピューターグラフィックス特化型のスーパーコンピューターである。
  
 
クボタが[[シリコンバレー]]の新興企業を次々と買収、山梨に工場も作った。1988年2月に8万ドルで発売。
 
クボタが[[シリコンバレー]]の新興企業を次々と買収、山梨に工場も作った。1988年2月に8万ドルで発売。

2020年7月22日 (水) 02:51時点における版

クボタ・タイタン(Kubota Titan)とは、日本のトラクターメーカーであるクボタが高度経済成長期に多角化戦略の一環としてコンピューター業界に殴り込みをかけ開発したコンピューターグラフィックス特化型のスーパーコンピューターである。

クボタがシリコンバレーの新興企業を次々と買収、山梨に工場も作った。1988年2月に8万ドルで発売。

コンピューターグラフィックスに特化したワークステーションで、当時はタイタンかシリコングラフィックスかと言われるほどまでに有名であった。

主にハドソンなどのゲームメーカーが付き合いで買わされていた。

今でいうブレードサーバーみたいな見た目になっており、「挿してあるボードの数」で性能が可変する仕組みになっていた。しかも動かしたままボードを増設できるスグレモノ。もちろん特定のボードが故障した時も動かしたまま交換できる冗長性も完璧なものであった。

たぶんこのスーパーコンピューターみたいな構造にこだわりすぎて高価格化したのがシリコングラフィックスに負けた理由だと思われる。