コンピューター・グラフィックス

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コンピューターグラフィックス‏‎英語:computer graphics、略称:CG)とは、コンピューターを用いて静止画動画などの作成や加工を行う技術の総称である。

なお、勘違いされがちだがCGというのは別にMayaBlenderを使って物理演算等を駆使して作った超綺麗な3D2.5Dのものである必要はなく、みんなが大好きなプリキュア等のアニメの絵なども含み(今のご時世ジブリ以外でトレーシングペーパーの裏から光を当てて描くような手間がかかることはしませんからね……。)、当然画面の前の諸君がWindows付属のペイントで描いた3歳児でも描けそうなきったない絵(≒作画崩壊)でもコンピューターを使っている以上CGと呼ぶことには注意が必要である。

概要[編集 | ソースを編集]

コンピューターグラフィックスはビットの並びであるデータを画像として扱うというものである。

白黒

白黒表示は1ビットを1ピクセルに対応させることで実現できる。

モノクローム

通称モノクロと呼ばれる画像形式で、白黒と非常に似ているが1ピクセルを複数ビットで表現することで濃淡をつけたものをいう。 地味に画像認識の世界では輪郭抽出がしやすいため非常によく使われる形式であり、またレントゲン写真などの医用画像でも頻出する。 パソコンで一般的なRGBカラーではモノクロ256色しか表現できないため、主に業務用として専用のファイルフォーマットが存在したり、高階調のモノクロ専用のディスプレイなどが発売している。

カラー

カラー表示の方式には大きくわけてプラナー方式パックドピクセル方式がある。

プラナー

プラナー方式VRAM光の三原色ごとに分離している方式であり最終的に合成されたものが出力される。 波長ごとに扱えると嬉しい画像の圧縮アルゴリズムなどにおいて主流の方式である。 一方でピクセル単位で扱いたい場合には光の三原色であれば3カ所を見なければならず面倒である。 PC-9801GRAM(今で言うVRAM)やJPEGなどの画像フォーマットに採用されている。

  • VRAM1: RRRRRRRR
  • VRAM2: GGGGGGGG
  • VRAM3: BBBBBBBB
パックドピクセル

パックドピクセル方式はVRAMに光の三原色がピクセル単位で出現する方式である。ゲームペイントソフトなどの一般的なアプリケーションで扱いやすいため、近年のパソコンの世界ではパックドピクセル方式が主流となっている。

  • VRAM: RGBRGBRGBRGB

分類[編集 | ソースを編集]

コンピューターグラフィックスは大きくわけて「2D」と「2.5D」、そして「3D」に分類される。これらは独立したものではなく相互に関係しあっている。また、その基礎となる技術は今なお2Dである。

2D[編集 | ソースを編集]

2Dとは、ファミコンPCエンジンゲームを想像すると理解がしやすい。 パソコンなども基本的には2Dが主流である。

2Dでは整数で表した座標系が主流であり、極めると曖昧な状態がないため細かい操作が的確に行えるという特徴がある。いわゆるゲームスーパープレイもこの特性を利用したピクセル単位の操作によるところが大きい。

2.5D[編集 | ソースを編集]

2.5Dとは、ポリゴンボクセルを用いた3Dモデルを主軸としてコンピューター内部では3Dとして扱われているが、最終的な出力は2Dのディスプレイに映し出される方式のことである。 一般的には「3D」と呼ばれることが多いが、学術的にはあくまで平面画像であり「2.5D」に分類さる。

プレイステーションセガサターンなどの時代からゲーム映画を中心にで流行した方式である。

3D[編集 | ソースを編集]

3Dとは2012年前後から大規模なマーケティングが行われた3Dテレビなどの立体視のことである。

なお、3Dテレビは裸眼立体視民生品としての完成度が低かったため、3Dメガネを用いた方式が主流になり、人口あたりのメガネ率が50%を超える先進国では壮大に失敗した。これは家族にひとりでもメガネ使用者が存在すると売れないという現象によるものであると言われている。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]