ボクセル
ボクセル(英語:voxel)とは、コンピューターグラフィックスにおける3Dモデルの表現手法のひとつで、3次元の点の集合でひとつの物体を表現するというものである。 2次元の点の集まりである「ピクセル」と区別するために作られた言葉である。
概要[編集 | ソースを編集]
ボクセルとはXY軸の点であるピクセルにZ軸を加えたものである。いうなればマインクラフトの1つのブロックのようなものである。
ボクセルを用いた力技なレンダリング手法をボリュームレンダリングと言い、技術的にはレイキャスティングの応用であるとされる。
物体を線で表すワイヤーフレームや、面で表すポリゴンなどの手法に比べ、ボクセルを用いたボリュームレンダリングはアホみたいに重たい。 より現実に近い表現手法であり、ハードウェアの性能が許せばよりリアリティを出せるので、近年ではゲームでの部分的な採用例も増えつつ有る。
ボクセルを用いると物体の中身まで描かれているので、人体などを輪切りにして観察するCTやMRなどの医用画像では古くから標準的に使用されている。むしろ本格的にボクセルを用いているのは医療くらいである。