ニーモニック
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ニーモニック(英語:mnemonic)とは、コンピューターが唯一理解できる言葉である数字の羅列である機械語(マシン語)を、人間が理解しやすいように英単語や記号に置き換えたものである。ニモニックと長音を省略する人もいる。
概要[編集 | ソースを編集]
原始的なアセンブリ言語で使われるニーモニックは機械語と「1対1」の対応関係となっている。なおマクロアセンブラなどの近代的なアセンブリ言語では「1対多」の関係となっているものもある。
ニーモニックは命令と操作対象で構成される。ニーモニックのうち、命令部分をオペコードといい、操作対象のレジスタやメモリなどを指定する部分をオペランドと呼ぶ。
ニーモニックとはある意味で低水準の操作方法を記載したCPUのマニュアルである。ニーモニック表と呼ばれるマニュアルを見ながら人間がハンドアセンブルしていた時代もあった。なお、ニーモニックは、たとえその意味が同じであろうとも、政治的・宗教的な理由によりCPUごとに異なる。例えば、排他的論理和(Exclusive OR)のニーモニックは、x86系のCPUではXOR、ARM系のCPUではEORである。