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「ハイパースレッディング・テクノロジー」の版間の差分

 
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'''ハイパースレッディング'''(Hyper Threading Technology)とは、[[インテル]]が開発した1個のCPUコアが複数のCPUにコアに見える技術です。[[IBM POWER5]]に搭載された「SMT (Simultaneous Multi Threading)」の[[パクリ]]です。
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'''ハイパースレッディング・テクノロジー'''(Hyper Threading Technology、HTT)とは、2000年11月に[[インテル]]が発売した[[Pentium 4]]の目玉機能であり、1個のCPUコアが複数のCPUコアに見える技術です。
  
大雑把にいえば、依存関係のない命令を同時実行する「[[スーパースカラ]]」の発展型であり、同時実行が可能かをCPU内部だけで判断するのは限界があるので、[[プログラマー]][[プログラム]]をマルチスレッド化することで「スレッドが違う=依存関係がない=同時実行が可能」とCPUに明示できるというものです。
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商標および[[宗教上の理由]]により[[インテル]]以外の[[パクリ]]製品は「[[同時マルチスレッディング]]」「Simultaneous Multi Threading」「SMT」などと呼んでいます。意味は同じです。
  
詳細は「[[同時マルチスレッディング]]」のページを参照してください。
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大雑把にいえば、ハイパースレッディングは依存関係のない命令を同時実行する「[[スーパースカラ]]」の発展型であり、依存関係がなく同時実行が可能かをCPU内部だけで判断するのは限界があるので、[[プログラマー]]が[[プログラム]]をマルチスレッド化することで「プログラムのスレッドが違う=OSのコア割りてが違う=依存関係がない=同時実行が可能」とCPUに明示できるというものです。
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[[スーパースカラ]]がポンコツだった[[Pentium 4]]では絶大な効果を発揮しました。ただCPUが発展すると共に効果が薄れているのが実情です。最近では「無効化した方が速い」なんていう人もいます。
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[[category: インテル]]
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[[category: CPU]]

2024年3月5日 (火) 01:43時点における最新版

ハイパースレッディング・テクノロジー(Hyper Threading Technology、HTT)とは、2000年11月にインテルが発売したPentium 4の目玉機能であり、1個のCPUコアが複数のCPUコアに見える技術です。

商標および宗教上の理由によりインテル以外のパクリ製品は「同時マルチスレッディング」「Simultaneous Multi Threading」「SMT」などと呼んでいます。意味は同じです。

大雑把にいえば、ハイパースレッディングは依存関係のない命令を同時実行する「スーパースカラ」の発展型であり、依存関係がなく同時実行が可能かをCPU内部だけで判断するのは限界があるので、プログラマープログラムをマルチスレッド化することで「プログラムのスレッドが違う=OSのコア割りてが違う=依存関係がない=同時実行が可能」とCPUに明示できるというものです。

スーパースカラがポンコツだったPentium 4では絶大な効果を発揮しました。ただCPUが発展すると共に効果が薄れているのが実情です。最近では「無効化した方が速い」なんていう人もいます。