バス幅
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バス幅とは、データを転送するために使用される「バス」の幅(ビット数)のことを指します。
コンピューターにおいて、バスはデータを転送するための情報伝送路であり、CPU、メモリ、グラフィックスカードなどのデバイスが接続されたシステムにおいて、それらの間でデータを転送するために使用されます。
バス幅は、一度に転送できるデータのビット数を決定するため、システムのデータ転送速度に影響を与えます。例えば、バス幅が64ビットであれば、一度に64ビットのデータが転送されます。バス幅が広いほど、より多くのデータを一度に転送できるため、高速なデータ転送が可能になります。
ただし、バス幅が広くなると、それに対応するためのハードウェアのコストや複雑さが増加するため必ずしもバス幅が広ければよいわけではありません。バス幅を広げすぎると全データが到着するのを確認する処理に時間がかかり逆に速度が落ちるということもあります。そのため、バス幅を極端に狭くして、代わりにクロック周波数を上げるという手法もあります。システムの設計において、必要なデータ転送速度を達成するために最適なバス幅を選択する必要があります。