「戻り値」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「'''戻り値'''(もどりち,return value)とは、プログラム中の関数が処理を終了し、呼び出し元に結果として返すのこ...」)
 
1行目: 1行目:
'''戻り値'''(もどりち,return value)とは、[[プログラム]]中の[[関数]]が処理を終了し、呼び出し元に結果として返す[[値]]のことである。
+
'''戻り値'''(もどりち,return value)とは、[[プログラム]]中の[[関数]]や[[プロシージャー]]が処理を終了し、呼び出し元に結果として返す[[値]]のことである。
  
 
なお英語表記はreturn valueが現在では一般的だが、元祖[[BASIC]]などの[[サブルーチン]]型の[[プログラミング言語]]の場合は、戻り値が呼び出し元([[メインルーチン]])の[[アドレス]]なので、return valueではなく'''return address'''と表記するのが一般的である。が、そのような[[プログラミング言語]]は絶滅危惧種なので深く考える必要はない。
 
なお英語表記はreturn valueが現在では一般的だが、元祖[[BASIC]]などの[[サブルーチン]]型の[[プログラミング言語]]の場合は、戻り値が呼び出し元([[メインルーチン]])の[[アドレス]]なので、return valueではなく'''return address'''と表記するのが一般的である。が、そのような[[プログラミング言語]]は絶滅危惧種なので深く考える必要はない。
  
 
[[プログラミング言語]]によっては、戻り値を返さない[[関数]]を作成することもできる。一方で「値を返さないとか、それ関数じゃないじゃん」という理由で「return 1」を強要する[[プログラミング言語]]も存在する。
 
[[プログラミング言語]]によっては、戻り値を返さない[[関数]]を作成することもできる。一方で「値を返さないとか、それ関数じゃないじゃん」という理由で「return 1」を強要する[[プログラミング言語]]も存在する。
 +
 +
なお、[[C言語]]系の[[プログラミング言語]]では戻り値を返す返さないに関わらず「[[関数]]」というが、[[Pascal]]系の[[プログラミング言語]]では戻り値を返す場合は[[関数]]、返さない場合は[[プロシージャー]]と使い分けるという掟があった。が、あまりにもどうでもいいことなので、現在では[[Pascal]]系の[[プログラミング言語]]であっても、[[C Sharp|C#]]などのように総じて[[関数]]と呼ぶのが一般的となっている。
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

2012年4月28日 (土) 15:22時点における版

戻り値(もどりち,return value)とは、プログラム中の関数プロシージャーが処理を終了し、呼び出し元に結果として返すのことである。

なお英語表記はreturn valueが現在では一般的だが、元祖BASICなどのサブルーチン型のプログラミング言語の場合は、戻り値が呼び出し元(メインルーチン)のアドレスなので、return valueではなくreturn addressと表記するのが一般的である。が、そのようなプログラミング言語は絶滅危惧種なので深く考える必要はない。

プログラミング言語によっては、戻り値を返さない関数を作成することもできる。一方で「値を返さないとか、それ関数じゃないじゃん」という理由で「return 1」を強要するプログラミング言語も存在する。

なお、C言語系のプログラミング言語では戻り値を返す返さないに関わらず「関数」というが、Pascal系のプログラミング言語では戻り値を返す場合は関数、返さない場合はプロシージャーと使い分けるという掟があった。が、あまりにもどうでもいいことなので、現在ではPascal系のプログラミング言語であっても、C#などのように総じて関数と呼ぶのが一般的となっている。

関連項目

参考文献


外部リンク