投機的実行

投機的実行とは、コンピューターにおいて「将来的に実行されるであろう処理」を予め処理しておくことをいう。

実行されないとCPUが熱くなるだけの無駄な処理となるが、実行されると超高速で処理したかのようになる。

主にCPUの内部において条件分岐が出現した際に「どちらの分岐に行くか」を分岐予測し、実際に分岐先が決定する前にその先のプログラムを実行してしまうことを指す。

また、最近のウェブブラウザでは「利用者がクリックするであろうリンクを先読みする機能」を搭載していたりする。実際に利用者がクリックした際には各種ダウンロードが完了しており非常に高速に表示されるというものである。これも投機的実行の一種といえる。