「継続的インテグレーションツール」の版間の差分

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'''CIツール'''とは、[[継続的インテグレーション]]を快適に(現実的に)行うための[[ソフトウェア]]のことである。
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'''継続的インテグレーションツール'''([[英語]]:continuous integration tool, 通称CIツール)とは、[[継続的インテグレーション]]を快適に(現実的に)行うための[[ソフトウェア]]のことである。
  
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[[継続的インテグレーション]]と簡単に言うが環境を整えるだけで一苦労。
 
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*ソースコード管理システム
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*: 継続的インテグレーションには[[git]]や[[subversion]]などのソースコード管理システムが無いと始まらない。
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*[[ソースコード管理システム]]
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*:継続的インテグレーションには[[git]]や[[subversion]]などのソースコード管理システムが無いと始まらない。
 
*ビルドシステム
 
*ビルドシステム
*:夜な夜なソースコード管理システムから最新の[[ソースコード]]を取得してきてビルドしたりする。ビルド成功時は[[単体テスト]]も走るようにすると尚よい。エラーが出たらバグトラッカーに自動登録だ。
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*:夜な夜なソースコード管理システムから最新の[[ソースコード]]を取得してきてビルドしたりする。ビルド成功時は[[単体テスト]]も走るようにすると尚よい。エラーが出たらバグトラッカーに自動登録だ。これで右を直したら左が壊れたという事態も簡単に把握できる。把握できるだけだぞ。
*バグトラッカー
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*[[バグ管理システム]]
*:[[バグ]]の直した直ってないを管理する掲示板みたいなものだ。要望なども一元管理しよう。[[bugzilla]]などが有名。
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*:[[バグ]]の直した直ってないを管理する掲示板みたいなものだ。要望なども一元管理しよう。[[bugzilla]]や[[Mantis]]などが有名。
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これらを個別に用意していては後々の管理を含めて大変すぎて泣ける。
 
これらを個別に用意していては後々の管理を含めて大変すぎて泣ける。
 
そこでお手軽パッケージの登場である。
 
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とりあえず[[サーバー]]にぶち込め。
 
とりあえず[[サーバー]]にぶち込め。
  
== 主なCI製品 ==
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==主なCI製品==
=== オンプレミス ===
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*[[Jenkins]] (旧[[Hudson]])
 
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*:[[オープンソース]]の世界では有名。[[Java]]で作られているが管理対象は[[Java]]である必要性はなく[[Mono]]でも問題なく使える。汎用的なせいで若干面倒。
 
*:[[オープンソース]]の世界では有名。[[Java]]で作られているが管理対象は[[Java]]である必要性はなく[[Mono]]でも問題なく使える。汎用的なせいで若干面倒。
 
*[[Team Foundation Server]]
 
*[[Team Foundation Server]]
*:[[マイクロソフト]]製品。セットアップが面倒だが[[Visual Studio]]を使っている限りでは手軽に扱える。最近では[[Visual Studio]]だけでなく[[Eclipse]]や[[Xcode]]でも使える。
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*:[[マイクロソフト]]製品。[[セットアップ]]が面倒だが[[Visual Studio]]を使っている限りでは手軽に扱える。最近では[[Visual Studio]]だけでなく[[Eclipse]]や[[Xcode]]でも使える。
=== クラウド ===
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*[[TeamCity]]
*[[Visual Studio Online]] (旧[[Team Foundation Service]])
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*:[[JetBrains]]の製品。当然のように[[IntelliJ IDEA]]([[Android Studio]]など含む)との相性が良い。JetBrainsでは「[[チームウェア]]」と名乗っている。大口顧客に[[インテル]]がいるという。[[インテル]]使ってる。
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*[[Xcode Server]]
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*:Apple純正の製品。Mac向けのAppStoreで販売されている「[[macOS Server]]」に付属する。
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===クラウド===
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* [[GitHub Actions]]
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*: [[github]]の機能のひとつとして提供される。ビルドとテストは有料で独自通貨(ポイント)で支払い。毎月無料ポイントが貰えるのでよほど巨大なプロジェクトでもない限り実質無料で利用できる。
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* [[Azure DevOps Server]] (旧:[[Visual Studio Online]], 旧[[Team Foundation Service]])
 
*:[[Team Foundation Server]]の[[クラウド]]版。何も考えなくてもよい。最強にお手軽である。
 
*:[[Team Foundation Server]]の[[クラウド]]版。何も考えなくてもよい。最強にお手軽である。
  
== 関連項目 ==
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*[[バグ]]
 
*[[バグ]]
  
== 参考文献 ==
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2023年6月13日 (火) 04:15時点における最新版

継続的インテグレーションツール英語:continuous integration tool, 通称CIツール)とは、継続的インテグレーションを快適に(現実的に)行うためのソフトウェアのことである。

概要[編集 | ソースを編集]

継続的インテグレーションと簡単に言うが環境を整えるだけで一苦労。

  • ソースコード管理システム
    継続的インテグレーションにはgitsubversionなどのソースコード管理システムが無いと始まらない。
  • ビルドシステム
    夜な夜なソースコード管理システムから最新のソースコードを取得してきてビルドしたりする。ビルド成功時は単体テストも走るようにすると尚よい。エラーが出たらバグトラッカーに自動登録だ。これで右を直したら左が壊れたという事態も簡単に把握できる。把握できるだけだぞ。
  • バグ管理システム
    バグの直した直ってないを管理する掲示板みたいなものだ。要望なども一元管理しよう。bugzillaMantisなどが有名。

これらを個別に用意していては後々の管理を含めて大変すぎて泣ける。 そこでお手軽パッケージの登場である。 とりあえずサーバーにぶち込め。

主なCI製品[編集 | ソースを編集]

オンプレミス[編集 | ソースを編集]

クラウド[編集 | ソースを編集]

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]