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AV1は、[[Google]]が開発していた「VP-10」、[[Mozilla]]が開発していた「Daala」、[[Cisco]]が開発していた「Thor」の3つを超合金合体させたものである。
 
AV1は、[[Google]]が開発していた「VP-10」、[[Mozilla]]が開発していた「Daala」、[[Cisco]]が開発していた「Thor」の3つを超合金合体させたものである。
  
家電業界が中心となって開発した「[[H.265]]」を潰すべく、IT業界が集結したものである。
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当初はAV1の音頭を取ったGoogleの動画配信サービスである[[YouTube]]が2018年から対応したのを皮切りに、[[Netflix]]などの動画配信サイトが中心となり採用された。
  
 
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家電業界が中心となって開発した「[[H.265]]」が特許料をめぐりグダグダな状況に陥り、スマホメーカー各社は利用したくても利用できない状況であったため、GoogleのみならずAppleも採用を決めた。
AV1の音頭を取ったGoogleの動画配信サービスである[[YouTube]]は2018年から対応済みとなっている。また[[Netflix]]もAV1での配信を開始している。
 
  
 
[[Android]]向けに開発された台湾[[MediaTek]]の[[SoC]]「[[MediaTek Dimensity 1000]]」は‎ハードウェアデコーダーを搭載している。
 
[[Android]]向けに開発された台湾[[MediaTek]]の[[SoC]]「[[MediaTek Dimensity 1000]]」は‎ハードウェアデコーダーを搭載している。
  
 
一方でソフトウェア実装のlibaomは非常に重たく、[[PC]]向けの[[ハイエンド]]な[[CPU]]でも厳しい。
 
一方でソフトウェア実装のlibaomは非常に重たく、[[PC]]向けの[[ハイエンド]]な[[CPU]]でも厳しい。
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== 関連項目 ==
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* [[H.265]]

2022年10月12日 (水) 05:21時点における最新版

AV1(読み:えーぶいわん、語源:Alliance for Open Media Video 1、別名:AOM)とは、Alliance for Open Mediaが開発するロイヤリティフリーの動画コーデックである。

AV1は、Googleが開発していた「VP-10」、Mozillaが開発していた「Daala」、Ciscoが開発していた「Thor」の3つを超合金合体させたものである。

当初はAV1の音頭を取ったGoogleの動画配信サービスであるYouTubeが2018年から対応したのを皮切りに、Netflixなどの動画配信サイトが中心となり採用された。

家電業界が中心となって開発した「H.265」が特許料をめぐりグダグダな状況に陥り、スマホメーカー各社は利用したくても利用できない状況であったため、GoogleのみならずAppleも採用を決めた。

Android向けに開発された台湾MediaTekSoCMediaTek Dimensity 1000」は‎ハードウェアデコーダーを搭載している。

一方でソフトウェア実装のlibaomは非常に重たく、PC向けのハイエンドCPUでも厳しい。

関連項目[編集 | ソースを編集]