「CD-EXTRA」の版間の差分
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CD-EXTRA以前にも音楽とデータの両方を1枚のCD格納する「ミックスCD」なるものが存在した。これは[[PCエンジン]]の[[CD-ROM2]]や[[メガドライブ]]の[[メガCD]]などが採用していた形式である。ミックスCDでは音楽とデータを同一の領域に格納しており、CDプレーヤーでデータ部分を再生できてしまい、大音量のノイズでスピーカーを破損する恐れがあった。 | CD-EXTRA以前にも音楽とデータの両方を1枚のCD格納する「ミックスCD」なるものが存在した。これは[[PCエンジン]]の[[CD-ROM2]]や[[メガドライブ]]の[[メガCD]]などが採用していた形式である。ミックスCDでは音楽とデータを同一の領域に格納しており、CDプレーヤーでデータ部分を再生できてしまい、大音量のノイズでスピーカーを破損する恐れがあった。 | ||
− | CD-EXTRAでは、一般的なCDプレーヤーでは1領域目しか認識できないという点に着目し、2つの領域に分けることでこの問題を解決している。CD-EXTRAでは音楽の後に「11, | + | CD-EXTRAでは、一般的なCDプレーヤーでは1領域目しか認識できないという点に着目し、2つの領域に分けることでこの問題を解決している。CD-EXTRAでは音楽の後に「11,400セクタ(2分32秒)の空白」を挿入することで領域を分離している。これにより「空白を読み飛ばした先にデータがあるか探索する機能」を搭載した機器でのみ再生できる。特殊な分離方法なので最近の[[パソコン]]では読み込めないことも多い。 |
後に[[セガ]]がCD-EXTRAを独自に拡張した「[[MIL-CD]]」を出して壮大に爆死した。 | 後に[[セガ]]がCD-EXTRAを独自に拡張した「[[MIL-CD]]」を出して壮大に爆死した。 |
2023年2月13日 (月) 03:17時点における最新版
CD-EXTRA(しーでぃーえくすとら)とは、1枚のCDの中に「音楽」と「データ」をそれぞれ別の領域に分離して格納したもの。海外では「Enhanced CD」という名称となっている。また規格制定中は「CD+」という名称であった。
CD-EXTRA以前にも音楽とデータの両方を1枚のCD格納する「ミックスCD」なるものが存在した。これはPCエンジンのCD-ROM2やメガドライブのメガCDなどが採用していた形式である。ミックスCDでは音楽とデータを同一の領域に格納しており、CDプレーヤーでデータ部分を再生できてしまい、大音量のノイズでスピーカーを破損する恐れがあった。
CD-EXTRAでは、一般的なCDプレーヤーでは1領域目しか認識できないという点に着目し、2つの領域に分けることでこの問題を解決している。CD-EXTRAでは音楽の後に「11,400セクタ(2分32秒)の空白」を挿入することで領域を分離している。これにより「空白を読み飛ばした先にデータがあるか探索する機能」を搭載した機器でのみ再生できる。特殊な分離方法なので最近のパソコンでは読み込めないことも多い。