「Cards Against Humanity」の版間の差分
(ページの作成:「Cards Against Humanityとは、アメリカで大人気の「不謹慎さ」を競うカードゲームである。 == 遊び方 == # 全プレイヤーは「回答カ…」) |
(→2017年) タグ: モバイルウェブ編集、モバイル編集 |
||
(2人の利用者による、間の10版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | Cards Against | + | '''Cards Against Humanity'''(読み:カード・アゲンスト・ヒューマニティ)とは、アメリカ合衆国で大人気の「不謹慎さ」を競うカードゲームである。 |
− | == 遊び方 == | + | ==遊び方== |
− | # 全プレイヤーは「回答カード(白カード)」を10枚ランダムに引く | + | |
− | # 皇帝プレーヤーが「質問カード(黒カード)」 | + | #全プレイヤーは「回答カード(白カード)」を10枚ランダムに引く |
− | # 他プレイヤーはもっとも不謹慎で面白い「回答カード」を皇帝プレーヤーに渡す | + | #皇帝プレーヤーが「質問カード(黒カード)」 を引き、それを読み上げる |
− | # 皇帝プレーヤーは集まった「回答カード」をシャッフルした後、いちばん面白い回答カードを選ぶ | + | #他プレイヤーはもっとも不謹慎で面白い「回答カード」を皇帝プレーヤーに渡す |
− | # | + | #皇帝プレーヤーは集まった「回答カード」をシャッフルした後、いちばん面白い回答カードを選ぶ |
+ | #皇帝プレーヤーの主観でいちばん面白い「回答カード」を出した奴が優勝、次の皇帝プレーヤーになる | ||
いわゆる「勝ち負け」はない。 | いわゆる「勝ち負け」はない。 | ||
− | == 歴史 == | + | ==歴史== |
− | === 2010年12月Kickstarter === | + | ===2010年12月Kickstarter=== |
− | 2010年12月1日から[[Kickstarter]]による[[クラウドファンディング]]で資金調達を行い、開始から2週間で目標の4,000ドルの資金調達に成功した。キャンペーンは2011年1月30日に終了し、この時点で目標の約4倍近くの15, | + | 2010年12月1日から[[Kickstarter]]による[[クラウドファンディング]]で資金調達を行い、開始から2週間で目標の4,000ドルの資金調達に成功した。キャンペーンは2011年1月30日に終了し、この時点で目標の約4倍近くの15,000ドル以上を集めていた。これに伴いCards Against Humanityには当初より50種類以上のカードが追加されることとなった。 |
− | === 2011年5月発売 === | + | ===2011年5月発売=== |
− | + | 2011年5月にCards Against Humanityの一般販売が開始された。発売から1ヶ月後には[[Amazon.com]]のゲーム部門においてNo.1のトップセラーとなった。 | |
− | |||
− | + | また有償の完成品だけでなく、無償の[[PDF]]の配布が公式サイトで始まる。[[パソコン]]と[[プリンター]]さえあれば誰でも楽しめる。 | |
− | [[パソコン]]と[[プリンター]]さえあれば誰でも楽しめる。 | ||
− | === 2015年7月 === | + | ===2015年7月=== |
ジョージ・カーリンの伝説的な「[[テレビで放送できない七つの汚い言葉]]」を盛り込んだ30枚のカードを追加。 | ジョージ・カーリンの伝説的な「[[テレビで放送できない七つの汚い言葉]]」を盛り込んだ30枚のカードを追加。 | ||
− | === 2016年8月 === | + | ===2016年8月=== |
「ヒラリーパック」と「トランプパック」が発売。 | 「ヒラリーパック」と「トランプパック」が発売。 | ||
各パックにはそれぞれの候補者に関するジョークが描かれたカードが15枚含まれている。 | 各パックにはそれぞれの候補者に関するジョークが描かれたカードが15枚含まれている。 | ||
− | == ブラックフライデー == | + | ==ブラックフライデー== |
− | === 2013年 === | + | ===2013年=== |
ブラックフライデーに皮肉を込めて「通常価格より5ドル値上」して販売された。 | ブラックフライデーに皮肉を込めて「通常価格より5ドル値上」して販売された。 | ||
− | === 2014年 === | + | ===2014年=== |
− | + | ブルシット(bullshit)という特別バージョンのCards Against Humanityが発売された。これはカードが入っている箱の中に滅菌された「牛の糞」が詰め込まれている。 | |
− | |||
3万箱以上が売れてしまう。 | 3万箱以上が売れてしまう。 | ||
− | === 2015年 === | + | ===2015年=== |
− | + | Cards Against Humanity公式オンラインストアの商品が「見返りの無い5ドルの寄付」に置き換えられた。 | |
+ | |||
11,000人以上がこの「商品」を購入し、70,000ドル以上の寄付が集まった。 | 11,000人以上がこの「商品」を購入し、70,000ドル以上の寄付が集まった。 | ||
この収益金はCards Against Humanityのメンバーに公平に分配され各メンバーが何に使ったかをウェブ上で報告した。多くのメンバーが他のチャリティーへの寄付を行っていた。 | この収益金はCards Against Humanityのメンバーに公平に分配され各メンバーが何に使ったかをウェブ上で報告した。多くのメンバーが他のチャリティーへの寄付を行っていた。 | ||
− | === 2016年 === | + | ===2016年=== |
開発者たちが「ホリデー・ホール」と名づけられた穴掘りを行い、この様子をストリーミング配信した。 | 開発者たちが「ホリデー・ホール」と名づけられた穴掘りを行い、この様子をストリーミング配信した。 | ||
− | + | これは寄付金の入金が続く間ひたすら穴を掘り続けるというイベントで、Cards Against Humanity公式サイトでは「なぜ慈善団体ではなく我々に寄付するのだ?アホか?」という内容が掲載された。 | |
このイベントでは100,000ドル以上の寄付金が集められた。 | このイベントでは100,000ドル以上の寄付金が集められた。 | ||
− | === 2017年 === | + | ===2017年=== |
− | <del>Pringlesをパクった</del> | + | Cards Against Humanity公式オンラインストアで<del>Pringlesをパクった</del>ポテトチップス「Prongles」を発売。パッケージにはトランプ大統領風の豚のマスコットが描かれている。 |
− | |||
− | === 2018年 === | + | ===2018年=== |
様々なものを10分間隔で99%引きで販売した。 | 様々なものを10分間隔で99%引きで販売した。 | ||
− | * 20ドル札が20セント | + | |
− | * Sonyの85インチのテレビが35ドル | + | *20ドル札が20セント |
− | * 二人で5日間のフィジー旅行71ドル60セント | + | *Sonyの85インチのテレビが35ドル |
− | * 生きた蟻600匹が66セント | + | *二人で5日間のフィジー旅行71ドル60セント |
− | * 2015年型Ford Fiestaが97ドル50セント | + | *生きた蟻600匹が66セント |
− | * ポンチョ簡易トイレ、“そこへウンチができるポンチョ”が9セント | + | *2015年型Ford Fiestaが97ドル50セント |
− | * レストランApplebeesの800ドルのギフトカード8ドル。 | + | *ポンチョ簡易トイレ、“そこへウンチができるポンチョ”が9セント |
− | * Bill Pullmanがインデペンデンス・デイで着たフライトスーツ | + | *レストランApplebeesの800ドルのギフトカード8ドル。 |
+ | *Bill Pullmanがインデペンデンス・デイで着たフライトスーツ | ||
+ | |||
https://jp.techcrunch.com/2018/11/24/2018-11-23-cards-against-humanity-is-selling-diamonds-and-tvs-for-99-off-and-totally-winning-black-friday/ | https://jp.techcrunch.com/2018/11/24/2018-11-23-cards-against-humanity-is-selling-diamonds-and-tvs-for-99-off-and-totally-winning-black-friday/ | ||
+ | |||
+ | == 日本語版 == | ||
+ | Cards Against Humanityはアメリカンジョークの嵐であるため日本語に直訳では一般的な日本人には理解しがたい表現になる。さまざまな人が日本語への翻訳に挑戦しているが未だに一般的な日本人が理解できるバージョンは存在しない。 |
2020年6月26日 (金) 14:10時点における最新版
Cards Against Humanity(読み:カード・アゲンスト・ヒューマニティ)とは、アメリカ合衆国で大人気の「不謹慎さ」を競うカードゲームである。
目次
遊び方[編集 | ソースを編集]
- 全プレイヤーは「回答カード(白カード)」を10枚ランダムに引く
- 皇帝プレーヤーが「質問カード(黒カード)」 を引き、それを読み上げる
- 他プレイヤーはもっとも不謹慎で面白い「回答カード」を皇帝プレーヤーに渡す
- 皇帝プレーヤーは集まった「回答カード」をシャッフルした後、いちばん面白い回答カードを選ぶ
- 皇帝プレーヤーの主観でいちばん面白い「回答カード」を出した奴が優勝、次の皇帝プレーヤーになる
いわゆる「勝ち負け」はない。
歴史[編集 | ソースを編集]
2010年12月Kickstarter[編集 | ソースを編集]
2010年12月1日からKickstarterによるクラウドファンディングで資金調達を行い、開始から2週間で目標の4,000ドルの資金調達に成功した。キャンペーンは2011年1月30日に終了し、この時点で目標の約4倍近くの15,000ドル以上を集めていた。これに伴いCards Against Humanityには当初より50種類以上のカードが追加されることとなった。
2011年5月発売[編集 | ソースを編集]
2011年5月にCards Against Humanityの一般販売が開始された。発売から1ヶ月後にはAmazon.comのゲーム部門においてNo.1のトップセラーとなった。
また有償の完成品だけでなく、無償のPDFの配布が公式サイトで始まる。パソコンとプリンターさえあれば誰でも楽しめる。
2015年7月[編集 | ソースを編集]
ジョージ・カーリンの伝説的な「テレビで放送できない七つの汚い言葉」を盛り込んだ30枚のカードを追加。
2016年8月[編集 | ソースを編集]
「ヒラリーパック」と「トランプパック」が発売。 各パックにはそれぞれの候補者に関するジョークが描かれたカードが15枚含まれている。
ブラックフライデー[編集 | ソースを編集]
2013年[編集 | ソースを編集]
ブラックフライデーに皮肉を込めて「通常価格より5ドル値上」して販売された。
2014年[編集 | ソースを編集]
ブルシット(bullshit)という特別バージョンのCards Against Humanityが発売された。これはカードが入っている箱の中に滅菌された「牛の糞」が詰め込まれている。
3万箱以上が売れてしまう。
2015年[編集 | ソースを編集]
Cards Against Humanity公式オンラインストアの商品が「見返りの無い5ドルの寄付」に置き換えられた。
11,000人以上がこの「商品」を購入し、70,000ドル以上の寄付が集まった。
この収益金はCards Against Humanityのメンバーに公平に分配され各メンバーが何に使ったかをウェブ上で報告した。多くのメンバーが他のチャリティーへの寄付を行っていた。
2016年[編集 | ソースを編集]
開発者たちが「ホリデー・ホール」と名づけられた穴掘りを行い、この様子をストリーミング配信した。 これは寄付金の入金が続く間ひたすら穴を掘り続けるというイベントで、Cards Against Humanity公式サイトでは「なぜ慈善団体ではなく我々に寄付するのだ?アホか?」という内容が掲載された。
このイベントでは100,000ドル以上の寄付金が集められた。
2017年[編集 | ソースを編集]
Cards Against Humanity公式オンラインストアでPringlesをパクったポテトチップス「Prongles」を発売。パッケージにはトランプ大統領風の豚のマスコットが描かれている。
2018年[編集 | ソースを編集]
様々なものを10分間隔で99%引きで販売した。
- 20ドル札が20セント
- Sonyの85インチのテレビが35ドル
- 二人で5日間のフィジー旅行71ドル60セント
- 生きた蟻600匹が66セント
- 2015年型Ford Fiestaが97ドル50セント
- ポンチョ簡易トイレ、“そこへウンチができるポンチョ”が9セント
- レストランApplebeesの800ドルのギフトカード8ドル。
- Bill Pullmanがインデペンデンス・デイで着たフライトスーツ
日本語版[編集 | ソースを編集]
Cards Against Humanityはアメリカンジョークの嵐であるため日本語に直訳では一般的な日本人には理解しがたい表現になる。さまざまな人が日本語への翻訳に挑戦しているが未だに一般的な日本人が理解できるバージョンは存在しない。