「Docker」の版間の差分

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=== 配布しやすい ===
 
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docker以前にも[[コンテナ型仮想化]]は何個か存在していました。
 
docker以前にも[[コンテナ型仮想化]]は何個か存在していました。
たとえば[[FreeBSD]]の「[[jail]]」は[[iOS]]にも採用されています。
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たとえば[[iOS]]にも採用されている[[FreeBSD]]の「[[jail]]」などが有名です。
  
 
ただjailなどは素人には使い勝手があまりよろしくありませんでした。
 
ただjailなどは素人には使い勝手があまりよろしくありませんでした。
開発者と同じレベルの運用者が必要でした。
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jailは開発者と同じ技術レベルの運用者が必要でした。
  
 
一方でdockerは「バカでも扱えるようにした」というのが大きな変化でした。
 
一方でdockerは「バカでも扱えるようにした」というのが大きな変化でした。

2024年3月7日 (木) 01:57時点における版

dockerとは、Linuxコンテナ型仮想化を構築、配布、実行するためのソフトウェアです。

利点

配布しやすい

docker以前にもコンテナ型仮想化は何個か存在していました。 たとえばiOSにも採用されているFreeBSDの「jail」などが有名です。

ただjailなどは素人には使い勝手があまりよろしくありませんでした。 jailは開発者と同じ技術レベルの運用者が必要でした。

一方でdockerは「バカでも扱えるようにした」というのが大きな変化でした。 企業によっては「開発者はハイレベルだけど、運用者はマニュアルがないと何もできない素人に毛が生えた程度」ということも少なくないので「バカでも扱える」というのは重要な要素なのです。 Windows Serverが絶滅しないのも同じような理由です。スクリーンキャプチャ満載のマニュアルとGUIがないと何もできないバカが運用する前提のシステムは結構多いのです。

軽い

dockerは「Linuxのコンテナ型仮想化」なのでVMwareHyper-Vなどの「ハードウェアの仮想化」よりも遥かに軽いという利点があります。

ただしmacOS版やWindows版のdockerは

  • QEMUで仮想マシンを作り
  • その中でLinuxを走らせて
  • さらにその上でdockerを走らせる

という構造なので、この「軽い」という利点はありません。

あくまでmacOSやWindowsで「Linux版のdockerと同じ使い勝手を再現できる」というのが利点です。