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大雑把にいえば汎用的なゲーム開発向けライブラリである「[[SDL]]」をエミュレーターの開発向けにさらに高度化させたものと思って間違いない。
 
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[[OS]]に依存しない[[GUI]]の作成をはじめ、「ゲームパッド周りの処理」や「ブラウン管テレビ風の画像処理」などを手軽に実装できる。こいつを使えば開発者は[[CPU]]や[[GPU]]などの[[ハードウェア]]解析や[[ロム]]解析だけに集中できる。
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[[OS]]に依存しない[[GUI]]の作成をはじめ、「ゲームパッド周りの処理」や「ブラウン管テレビ風の画像処理」などを手軽に実装できる。こいつを使えばエミュレーターの開発者は対象機器の[[CPU]]や[[GPU]]などの[[ハードウェア]]解析や[[ロム]]解析だけに集中できる。
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==主な機能==
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* 画像処理 = [[GPU]]や[[シェーダー]]などを意識せず高速処理が可能。エフェクト周りも充実しておりブラウン管テレビやNTSCなどを再現したりもできる。
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* 映像と音声の同期
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* 録画機能 = 内部的にはffmpegのlibavcodecを利用している。
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* ゲームパッド = Retropadと呼ばれる抽象化レイヤーで実際に繋がっているゲームパッドを意識する必要がない。
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* 仮想ゲームパッド = Android向けに仮想ゲームパッドをサクッと実装できる。
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* ネットプレイ = P2Pのネットプレイをサクッと実装できる。
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* 音声処理 = イコライザーやリバーブなどをサクッと実装できる。
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* オートセーブ = オートセーブをサクッと実装できる。
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* 巻き戻し = フレーム単位でゲームプレイを逆走できる。
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* データベース = サムネイルやROMをサクッと管理できる。
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== 外部リンク ==
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* https://www.libretro.com/
  
 
[[category: libretro]]
 
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2021年12月15日 (水) 03:46時点における最新版

libretroとは、RetroArchプロジェクトがオープンソースのもとで開発している「エミュレーターをサクサクっと開発するためのライブラリ」である。

より正確には「libretroプロジェクトが使用例として公開しているのがRetroArch」である。

大雑把にいえば汎用的なゲーム開発向けライブラリである「SDL」をエミュレーターの開発向けにさらに高度化させたものと思って間違いない。

OSに依存しないGUIの作成をはじめ、「ゲームパッド周りの処理」や「ブラウン管テレビ風の画像処理」などを手軽に実装できる。こいつを使えばエミュレーターの開発者は対象機器のCPUGPUなどのハードウェア解析やロム解析だけに集中できる。

主な機能[編集 | ソースを編集]

  • 画像処理 = GPUシェーダーなどを意識せず高速処理が可能。エフェクト周りも充実しておりブラウン管テレビやNTSCなどを再現したりもできる。
  • 映像と音声の同期
  • 録画機能 = 内部的にはffmpegのlibavcodecを利用している。
  • ゲームパッド = Retropadと呼ばれる抽象化レイヤーで実際に繋がっているゲームパッドを意識する必要がない。
  • 仮想ゲームパッド = Android向けに仮想ゲームパッドをサクッと実装できる。
  • ネットプレイ = P2Pのネットプレイをサクッと実装できる。
  • 音声処理 = イコライザーやリバーブなどをサクッと実装できる。
  • オートセーブ = オートセーブをサクッと実装できる。
  • 巻き戻し = フレーム単位でゲームプレイを逆走できる。
  • データベース = サムネイルやROMをサクッと管理できる。

外部リンク[編集 | ソースを編集]