「MediaTek Helio G99」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「'''MediaTek Helio G99'''とは、2022年5月にMediaTekが発表したSoCです。 MediaTek Helio G96の後続製品で電力効率が30%向上している…」)
 
50行目: 50行目:
 
* 4X4 MIMO, 2CC CA, 256QAM, TAS 2.0, HPUE, IMS (VoLTE\ViLTE\WoWi-Fi), eMBMS, Dual 4G VoLTE (DSDS), Band 71
 
* 4X4 MIMO, 2CC CA, 256QAM, TAS 2.0, HPUE, IMS (VoLTE\ViLTE\WoWi-Fi), eMBMS, Dual 4G VoLTE (DSDS), Band 71
 
* Cat-13 DL
 
* Cat-13 DL
 +
 +
LTEモデムのハードウェア的には「日本の[[プラチナバンド]]」に対応しているのが特徴です。
 +
 +
なお、G99を搭載した一部の中華Androidタブレットなどでは日本のプラチナバンドが封印されているものも確認されているので注意する必要があります。カタログに明記がなかったり[[技適]]のないものはほぼ封印されています。
  
 
=== Wi-Fi ===
 
=== Wi-Fi ===

2024年2月6日 (火) 02:29時点における版

MediaTek Helio G99とは、2022年5月にMediaTekが発表したSoCです。

MediaTek Helio G96の後続製品で電力効率が30%向上しているそうです。

CPUSnapdragon 480 5G(以下スナドラ480)より少し高性能です。GPUについてはAntutuではスナドラ480に負けますが、3DMarkではスナドラ480に勝ちます。この点はシェーダーの叩き方(プログラムの組み方)に依存する部分が大きいのだと思われます。

性能的には「実用になる最低ラインは超えたな」くらいの代物であり、PC向けCPUでいうIntel Processor N100みたい位置づけです。

主なスペック

CPU

GPU

  • ARM Mali-G57 MC2, 1100MHz

Mali-G57のシェーダーユニットは64個とNVIDIAGeForceと同じ仕様になっています。競合するスナドラ480のAdreno 619はシェーダーユニットが128個と2倍であり理論上は2倍の性能を誇ります。ただ世の中のゲームは世界標準のGeForceを想定した「64個前提」で作られたものばかりなので実際は差がほとんど出ません。

ビデオエンコーダー

  • H.264, H.265/HEVC
  • 2K 30fps, FHD 60fps, HD 120fps

ビデオデコーダー

  • H.264, H.265/HEVC, VP-9
  • 2K 30fps, FHD 60fps, HD 120fps

メモリ

  • LPDDR4X, 2133MHz, 2x 16bit
  • 最大サイズ 12GB

ストレージ

  • UFS 2.2

ディスプレイ

  • 最大解像度 2520 x 1080
  • 最大リフレッシュレート 120Hz

モデム

  • 4G Carrier Aggregation (CA), CDMA2000 1x/EVDO Rev. A (SRLTE), 4G FDD / TDD, HSPA +
  • 4X4 MIMO, 2CC CA, 256QAM, TAS 2.0, HPUE, IMS (VoLTE\ViLTE\WoWi-Fi), eMBMS, Dual 4G VoLTE (DSDS), Band 71
  • Cat-13 DL

LTEモデムのハードウェア的には「日本のプラチナバンド」に対応しているのが特徴です。

なお、G99を搭載した一部の中華Androidタブレットなどでは日本のプラチナバンドが封印されているものも確認されているので注意する必要があります。カタログに明記がなかったり技適のないものはほぼ封印されています。

Wi-Fi

  • Wi-Fi 5 (a/b/g/n/ac)

Bluetooth

  • Bluetooth 5.2

GNSS

  • GPS / QZSS L1+ L5 / Galileo E1 + E5a / BeiDou B1C + B2a / NAVIC