「NUC (Next Unit of Computing)」の版間の差分

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'''NUC''' (読み:なっく、語源:Next Unit of Computing)とは、[[インテル]]が製造販売する[[ベアボーンキット]][[マザーボード]]と[[PCケース]]のセット販売品)である。
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'''NUC'''(読み:なっく、語源:Next Unit of Computing)とは、[[インテル]]が提唱した[[スリムPC]]よりも小さい超小型な[[パソコン]]の規格である。
  
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規格であるため一時はインテル以外の製品もあったが、現在はほぼ[[インテル]]純正の[[ベアボーンキット]]([[マザーボード]]と[[PCケース]]のセット販売品)である。
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大雑把にいえば「[[Mac mini]]みたいなものを自作できる」という代物である。
 
ひそかに[[マザーボード]]だけでも販売されており、より正確には「大きさが4インチx4インチ(約10cm x 10cm)のマザーボード」がNUCらしい。
 
ひそかに[[マザーボード]]だけでも販売されており、より正確には「大きさが4インチx4インチ(約10cm x 10cm)のマザーボード」がNUCらしい。
  
[[ベアボーンキット]]は「対[[Mac mini]]」、マザーボード単品は「対[[Raspberry Pi]]」という位置づけらしい。
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ほとんどのNUC製品は電源が外付けで[[ACアダプター]]を必要とする。NUCの筐体自体はMac miniより小さいが、結局のところACアダプターなどのケーブルはごちゃごちゃし設置面積も結構な広さを必要とするなどイマイチな完成度であった。
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性能の割に値段も安くなく、[[デジタルサイネージ]]などの用途で少し流行った程度であった。
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その[[デジタルサイネージ]]分野も、より小型かつ[[コスパ]]も高い[[ラズベリーパイ]]や[[Android TV BOX]]などが登場したことで「[[Windows]]でしか動かないデジタルサイネージの[[プログラム]]を使いたい」という用途を除き、ほぼ見かけなくなった。
  
 
最近は[[マジかっこいいドクロ]]が描かれた「ゲーミングNUC」なる500W電源を搭載した巨大なベアボーンも売られている。もはやNUCである必要性が感じられない素晴らしい逸品だ。
 
最近は[[マジかっこいいドクロ]]が描かれた「ゲーミングNUC」なる500W電源を搭載した巨大なベアボーンも売られている。もはやNUCである必要性が感じられない素晴らしい逸品だ。

2021年7月12日 (月) 02:27時点における最新版

NUC(読み:なっく、語源:Next Unit of Computing)とは、インテルが提唱したスリムPCよりも小さい超小型なパソコンの規格である。

規格であるため一時はインテル以外の製品もあったが、現在はほぼインテル純正のベアボーンキットマザーボードPCケースのセット販売品)である。

大雑把にいえば「Mac miniみたいなものを自作できる」という代物である。 ひそかにマザーボードだけでも販売されており、より正確には「大きさが4インチx4インチ(約10cm x 10cm)のマザーボード」がNUCらしい。

ほとんどのNUC製品は電源が外付けでACアダプターを必要とする。NUCの筐体自体はMac miniより小さいが、結局のところACアダプターなどのケーブルはごちゃごちゃし設置面積も結構な広さを必要とするなどイマイチな完成度であった。

性能の割に値段も安くなく、デジタルサイネージなどの用途で少し流行った程度であった。

そのデジタルサイネージ分野も、より小型かつコスパも高いラズベリーパイAndroid TV BOXなどが登場したことで「Windowsでしか動かないデジタルサイネージのプログラムを使いたい」という用途を除き、ほぼ見かけなくなった。

最近はマジかっこいいドクロが描かれた「ゲーミングNUC」なる500W電源を搭載した巨大なベアボーンも売られている。もはやNUCである必要性が感じられない素晴らしい逸品だ。