「PCI Express 5.0」の版間の差分

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[[PCI Express 3.0]]の4倍、[[PCI Express 4.0]] の2倍の速度である「片方向 32 [[GT/s]]」を実現した。
 
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また、従来のPCI Expressではリンク幅の低い方から高い方に順番に昇格する必要があり1段ごとに100ミリ秒のウエイトが必要であったが、PCI Express 5.0では一気にx16まで駆け上がれる(1回の昇段、100ミリ秒で済む)機能が追加された。これによりデバイスの初期化が高速化されるので[[OS]]の起動が若干ではあるが高速化される見込みである。最近は[[ビデオカード]]や[[SSD]]などがPCI Expressで接続されているので累積すれば1秒くらい速くなるかもしれない。
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また、従来のPCI Expressではリンク幅の低い方から高い方に順番に昇格する必要があり1段ごとに100ミリ秒のウエイトが必要であったが、PCI Express 5.0では一気にx16まで駆け上がれる(1回の昇段、100ミリ秒で済む)機能が追加された。
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これによりデバイスの初期化が高速化されるので[[OS]]の起動が若干ではあるが高速化される見込みである。最近は[[ビデオカード]]や[[SSD]]などがPCI Expressで接続されているので累積すれば1秒くらい速くなるかもしれない。

2022年5月25日 (水) 07:18時点における版

PCI Express 5.0とは、2019年5月29日に策定および公開されたPC Expressの仕様である。

概要

PCI Express 3.0の4倍、PCI Express 4.0 の2倍の速度である「片方向 32 GT/s」を実現した。

また、従来のPCI Expressではリンク幅の低い方から高い方に順番に昇格する必要があり1段ごとに100ミリ秒のウエイトが必要であったが、PCI Express 5.0では一気にx16まで駆け上がれる(1回の昇段、100ミリ秒で済む)機能が追加された。

これによりデバイスの初期化が高速化されるのでOSの起動が若干ではあるが高速化される見込みである。最近はビデオカードSSDなどがPCI Expressで接続されているので累積すれば1秒くらい速くなるかもしれない。