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SSHD (語源:Solid State Hybrid Drive) とは、 HDDの2次キャッシュにSSDを搭載した製品のことである。
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'''SSHD'''(語源:Solid State Hybrid Drive) とは、 [[HDD]]の[[2次キャッシュ]]に[[SSD]]を搭載した製品群の総称である。
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==概要==
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SSHDは[[Windows]]の[[HHD]]や[[Mac OS X]]の[[Fusion Drive]]などの[[OS]]レベルで実装されていた機能や、[[Intel Smart Response Technology]]などのマザーボードに搭載の[[ファームウェア]]で実装されていた機能を、 [[HDD]]に搭載される[[ファームウェア]]で実装し、[[OS]]や[[ハードウェア]]への依存をなくした製品群の総称である。
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[[SSD]]は読み書き共に高速だが[[HDD]]に比べ[[ギガバイト単価]]が非常に高い。また、読込方向の耐久性は高いが、書込方向の耐久性は低いとされている。一方、[[HDD]]は読み書き共に遅く、読み書き共に耐久性は微妙である。そこで登場したのがSSHDであり、頻繁に読み込まれる[[データ]]を[[SSD]]に[[キャッシュ]]することで[[SSD]]の高速性と読込方向の高耐久性、[[HDD]]の大容量を得られると言われている。
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[[キャッシュ]]は[[ブロック]]単位であるため[[OS]]や[[ファイルシステム]]、[[ハードウェア]]にも依存しない。
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==評価==
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SSHDのコンセプトは素晴らしいが、2014年時点で発売している製品群はSSD部分の容量と性能が微妙なものばかりであり、一般的な評価も微妙である。これ[[SSD]]と[[HDD]]を製造しているメーカーのほとんどはそれぞれ独立した別企業ばかりであり、知識の共有など皆無な状態であるためだと思われる。
  
 
==概要==
 
==概要==

2014年9月3日 (水) 07:32時点における版

SSHD(語源:Solid State Hybrid Drive) とは、 HDD2次キャッシュSSDを搭載した製品群の総称である。

概要

SSHDはWindowsHHDMac OS XFusion DriveなどのOSレベルで実装されていた機能や、Intel Smart Response Technologyなどのマザーボードに搭載のファームウェアで実装されていた機能を、 HDDに搭載されるファームウェアで実装し、OSハードウェアへの依存をなくした製品群の総称である。

SSDは読み書き共に高速だがHDDに比べギガバイト単価が非常に高い。また、読込方向の耐久性は高いが、書込方向の耐久性は低いとされている。一方、HDDは読み書き共に遅く、読み書き共に耐久性は微妙である。そこで登場したのがSSHDであり、頻繁に読み込まれるデータSSDキャッシュすることでSSDの高速性と読込方向の高耐久性、HDDの大容量を得られると言われている。

キャッシュブロック単位であるためOSファイルシステムハードウェアにも依存しない。

評価

SSHDのコンセプトは素晴らしいが、2014年時点で発売している製品群はSSD部分の容量と性能が微妙なものばかりであり、一般的な評価も微妙である。これSSDHDDを製造しているメーカーのほとんどはそれぞれ独立した別企業ばかりであり、知識の共有など皆無な状態であるためだと思われる。

概要

SSHDはWindowsHHDMac OS XFusion DriveなどのOSレベルで実装されていた機能を、HDDに搭載されるファームウェアレベルで実装し、OS依存をなくした製品群の総称である。

SSDは読み書き共に高速だがHDDに比べギガバイト単価が非常に高い。また、読込方向の耐久性は高いが、書込方向の耐久性は低いとされている。一方、HDDは読み書き共に遅く、読み書き共に耐久性は微妙である。そこで登場したのがSSHDであり、頻繁に読み込まれるデータSSDキャッシュすることでSSDの高速性と読込方向の高耐久性、HDDの大容量を得られると言われている。

キャッシュブロック単位であるためOSファイルシステムハードウェアにも依存しない。

SSHDのコンセプトは素晴らしいが、2014年時点で発売している製品群はSSD部分の容量と性能が微妙なものばかりであり、一般的な評価も微妙である。これSSDHDDを製造しているメーカーのほとんどはそれぞれ独立した別企業ばかりであり、知識の共有など皆無な状態であるためだと思われる。