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2020年6月23日 (火) 08:04時点における最新版
TC358840XBGとは、東芝が開発および製造販売する4K HDMI映像信号をMIPI CSI-2インターフェイスに変換するブリッジICである[1]。
概要[編集 | ソースを編集]
TC358840XBGは4KウルトラHD映像を高画質のまま非圧縮でMIPI CSI-2に変換できるブリッジICである。 同ICの製品化は世界初で、2014年4月からサンプル出荷を開始し、9月から量産出荷に移行する。
HDMIからの映像信号はCSI-2に変換される。 なお4K@30fpsおよび1080p@60fpsの場合は映像が左右に分割されたものが2系統で送り込まれるので自力で合成する必要がある。
HDMIからの音声信号は別途、I2S、TDM、SLIMbusのいずれかに変換できる。
応用機器としては、セットトップボックスやスマートテレビ、小型PCなどが想定されている。 MIPI CSI-2はRasberry PIやJetson TK1、Bubblegum-96などにも標準搭載されている。 これらの製品では性能的に4Kを処理できるかは不明であるが、少なくともJetson TX1での実装例はGitHubにて公開されており、このモジュールに含まれるドライバとLinux4Tegraで無圧縮4Kをゴリゴリ処理してくれ、プログラム側は深く考えずVideo4Linux2で簡単に受け取れるようだ[2]。
新製品の主な特長[編集 | ソースを編集]
- HDMI 1.4 RX サポート
- 4K ウルトラHD (3840×2160) @30fps (RGB, YCbCr444:24bpp, YCbCr422: 24bpp)
- HDCP 1.3
- 3D 入力サポート
- オーディオインターフェースとして、I2S、TDM、およびSLIMbus (Serial Low-power Inter-chip Media Bus)をサポート
- 最大1Gbps/レーンのリンクスピードを持つ MIPI CSI-2インタフェースを搭載
- 最大297MHz クロックスピードを持つ HDMI®インタフェースを搭載
関連項目[編集 | ソースを編集]
- 関連製品
- TC358840XBG - HDMI® 1.4b → MIPI® CSI-2 1.01 / 2160p@30fps
- TC358743XBG - HDMI® 1.4 → MIPI® CSI-2 1.01 / 1080p@60fps
- TC358870XBG - HDMI® 1.4b → MIPI® DSI 1.1 / 2160p@30fps
- TC358779XBG - HDMI® 1.4b → MIPI® DSI 1.1 / [1080p]@60fps