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'''VideoLogic Apocalypse 5D Sonic'''とは、1997年に[[VideoLogic]]発売された [[PCI]]接続の[[ビデオカード]]と[[サウンドカード]]を一体化した製品である。
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*2D = [[Tseng ET6100]] (標準2MB、最大4MBに増設できる)
 
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アナログ時代はチップが同じでもカードごとに画質に大きな差があり、この製品の画質は当時としては最高クラスのものであった。 ただ性能は他のTseng ET6100カードより遥かに遅い。なぜかは知らん。
 
アナログ時代はチップが同じでもカードごとに画質に大きな差があり、この製品の画質は当時としては最高クラスのものであった。 ただ性能は他のTseng ET6100カードより遥かに遅い。なぜかは知らん。
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[[PowerVR]]の先駆者であり別途2Dビデオカードが必要だった[[PC 3Dエンジン]]と異なり、1枚のカードに2Dと3Dが混載しているのでケーブルが不要。 ケーブルは不要であるが、2Dと3Dはボード内では繋がってはおらず、PCIバス経由でデータがやりとりされる。 このためPCIバスの速度([[チップセット]]の性能)で性能が大きく変化する。
 
[[PowerVR]]の先駆者であり別途2Dビデオカードが必要だった[[PC 3Dエンジン]]と異なり、1枚のカードに2Dと3Dが混載しているのでケーブルが不要。 ケーブルは不要であるが、2Dと3Dはボード内では繋がってはおらず、PCIバス経由でデータがやりとりされる。 このためPCIバスの速度([[チップセット]]の性能)で性能が大きく変化する。
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==サウンド==
 
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64ボイスのウェーブテーブルシンセとエフェクトプロセッサーを内蔵している。 [[SoundBlaster Pro]]と[[OPL3]]規格に対応している。 ハードウェアアクセラレーションに対応しているため[[CPU]]の負荷が大幅に低下する。
 
64ボイスのウェーブテーブルシンセとエフェクトプロセッサーを内蔵している。 [[SoundBlaster Pro]]と[[OPL3]]規格に対応している。 ハードウェアアクセラレーションに対応しているため[[CPU]]の負荷が大幅に低下する。
  
 
ボード上に[[ピンヘッダー]]が搭載されており[[D-Sub15ピン]]に変換するケーブルなどを自作すれば[[ジョイスティック]]や[[MIDIキーボード]]などを接続できる。
 
ボード上に[[ピンヘッダー]]が搭載されており[[D-Sub15ピン]]に変換するケーブルなどを自作すれば[[ジョイスティック]]や[[MIDIキーボード]]などを接続できる。
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==関連項目==
 
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*[[PC 3Dエンジン]] = [[PowerVR PCX1]]
 
*[[PC 3Dエンジン]] = [[PowerVR PCX1]]
 
*[[VideoLogic Apocalypse 3D]] = [[PowerVR PCX1]]
 
*[[VideoLogic Apocalypse 3D]] = [[PowerVR PCX1]]
 
*[[VideoLogic Apocalypse 3Dx]] = [[PowerVR PCX2]]
 
*[[VideoLogic Apocalypse 3Dx]] = [[PowerVR PCX2]]
 
*[[VideoLogic Apocalypse 5D Sonic]] = これ
 
*[[VideoLogic Apocalypse 5D Sonic]] = これ

2022年4月14日 (木) 06:11時点における最新版

VideoLogic Apocalypse 5D Sonicとは、1997年にVideoLogicから発売された PCI接続のビデオカードサウンドカードを一体化した製品である。

概要[編集 | ソースを編集]

2D[編集 | ソースを編集]

アナログ時代はチップが同じでもカードごとに画質に大きな差があり、この製品の画質は当時としては最高クラスのものであった。 ただ性能は他のTseng ET6100カードより遥かに遅い。なぜかは知らん。

3D[編集 | ソースを編集]

PowerVRの先駆者であり別途2Dビデオカードが必要だったPC 3Dエンジンと異なり、1枚のカードに2Dと3Dが混載しているのでケーブルが不要。 ケーブルは不要であるが、2Dと3Dはボード内では繋がってはおらず、PCIバス経由でデータがやりとりされる。 このためPCIバスの速度(チップセットの性能)で性能が大きく変化する。

サウンド[編集 | ソースを編集]

64ボイスのウェーブテーブルシンセとエフェクトプロセッサーを内蔵している。 SoundBlaster ProOPL3規格に対応している。 ハードウェアアクセラレーションに対応しているためCPUの負荷が大幅に低下する。

ボード上にピンヘッダーが搭載されておりD-Sub15ピンに変換するケーブルなどを自作すればジョイスティックMIDIキーボードなどを接続できる。

関連項目[編集 | ソースを編集]