マウント
マウント(英語:mount)とは、コンピューターに接続した主に外部記憶装置と呼ばれるハードディスクや光学ディスク、古くはフロッピーディスクなどをOSに認識させ、利用可能な状態にすることをいう。
概要[編集 | ソースを編集]
WindowsやMac OS X、デスクトップ向けLinuxディストリビューションなどの一部のOSでは、オートマウント(自動マウント)という機能が搭載されており、ディスクの接続と同時に自動的にマウントが行われ、利用者はとくにマウントを気にする必要はない。一方でサーバー向けのLinuxディストリビューションなどでは今なお手動によるマウントが一般的となっている。
マウントの対義語はアンマウント(unmount)と言う。アンマウントすることで安全にディスクを取り外し可能な状態になる。なお、オートマウントが一般化しているWindowsやMac OS Xなどにおいても、USB接続の外付けHDDやUSBメモリーなどを外す際には、ディスク上に記録されているデータの破損を防ぐため手動でアンマウントを行うことが推奨されている。
UNIXのmountコマンド[編集 | ソースを編集]
Linuxを含むUNIX系OSでマウントを行うには「mount」コマンドを使う。 UNIXのコマンドはキーボードのタイプ量を減らすためか、意味不明なくらい英単語を省略したものが多いが、mountはズバリそのままな名称であり、かなり異質な存在である。