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PCエンジンスーパーグラフィックス

8 バイト追加, 2019年3月10日 (日) 02:36
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商品番号:PI-TG4
1989年8月、PCエンジン専門誌の一つで特に技術系の濃いめの情報で知られたPCエンジン誌は角川書店発行10月号のトップスクープとして「PCエンジン2」なる新ハードが出る!?との記事が載っている。なんでもスプライトやBGの画像描画機能を従来の2倍にパワーアップ、その機能を生かした専用ソフトが遊べるだけでなく従来のPCエンジンソフトも遊べるという、いわゆる「上位互換機」らしい、というものだった。次の号でこの情報が「PCエンジンSUPERGRAFX」の初期情報であったことを確認した。1989年8月、[[PCエンジン]]専門誌の一つで特に技術系の濃いめの情報で知られたPCエンジン誌は角川書店発行10月号のトップスクープとして「PCエンジン2」なる新ハードが出る!?との記事が載っている。なんでもスプライトやBGの画像描画機能を従来の2倍にパワーアップ、その機能を生かした専用ソフトが遊べるだけでなく従来のPCエンジンソフトも遊べるという、いわゆる「上位互換機」らしい、というものだった。次の号でこの情報が「PCエンジンSUPERGRAFX」の初期情報であったことを確認した。
 1989年は前年にセガのメガドライブの発売、翌年に任天堂のスーパーファミコンの発売を控えた谷間の時期で、PCエンジン界はシェア獲得のために新たな戦略を練っていた。NEC-HEが打ち出した作戦はマニアックなハードのイメージのPCエンジンのユーザーのすそ野を広げるべく、ニーズに合わせた多様なハードを展開するというもので、低年齢向け・低価格の「PCエンジンシャトル」、従来の「白PC」をマイナーチェンジしてコア構想の中核を担わせる「PCエンジンコアグラフィックス」、そしてアーケードゲームで腕を鳴らし忠実な移植作には出費を惜しまないヘビーなゲーマーに向けては高価格なこの「SUPER  1989年は前年にセガの[[メガドライブ]]の発売、翌年に任天堂のスーパーファミコンの発売を控えた谷間の時期で、PCエンジン界はシェア獲得のために新たな戦略を練っていた。NEC-HEが打ち出した作戦はマニアックなハードのイメージのPCエンジンのユーザーのすそ野を広げるべく、ニーズに合わせた多様なハードを展開するというもので、低年齢向け・低価格の「[[PCエンジンシャトル]]」、従来の「白PC」をマイナーチェンジしてコア構想の中核を担わせる「[[PCエンジンコアグラフィックス]]」、そしてアーケードゲームで腕を鳴らし忠実な移植作には出費を惜しまないヘビーなゲーマーに向けては高価格なこの「SUPER GRAFX」(以下、「SG」)を、という3つのラインナップを打ち出したのだ。
 「SG」はゲーム機としての基本性能は従来型のPCエンジンをほとんど引き継いでいるが、スプライトやBGといった画像処理用のチップを2つ搭載することで従来型の2倍の描画能力を発揮できるようになっている。だから従来のPCエンジンではちらついたり処理落ちしたりする大型キャラや多数のスプライト、多重スクロールも十分に処理でき、3D表現(ポリゴンではなく擬似的なもの)もふくめたアーケードのシューティング・アクションの移植に力を発揮するものと期待されていた。
スパグラとCD-ROMシステムの接続 スパグラとSCDの接続
 SGの異様なデザインの大きな理由は、これに接続できる「パワーコンソール」なる専用の大型アナログジョイスティックの発売が予定されていたからだと思われる。開発じたいは進んでいて、発売間近とアナウンスもされ、雑誌の懸賞プレゼントまで実施されていたのだが、結局商品化に至らなかった知る人ぞ知る「幻の珍ハード」だ。 パワーコンソール、詳しくは専用のページを見てほしいのだが、航空機のコクピットを思わせるデザインの大型のコントローラーで、大きなハンドルとジョイスティックに各種ボタン、さらにレバーやテンキー、インジケーター類、マルチタップまでが搭載されたすさまじいもの。[[パワーコンソール]]、詳しくは専用のページを見てほしいのだが、航空機のコクピットを思わせるデザインの大型のコントローラーで、大きなハンドルとジョイスティックに各種ボタン、さらにレバーやテンキー、インジケーター類、マルチタップまでが搭載されたすさまじいもの。
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