DARPAモデル

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DARPAモデルとは、インターネットの持つべき通信機能を階層構造に分割したモデルである。 アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層、リンク層の4層で構成される。

概要[編集 | ソースを編集]

大雑把にいうとEthernet(ハードウェア)、IP、TCP、HTTPの4階層です。 ウルトラシンプル。

DARPAモデルという呼称は、インターネットの研究開発を行っていたDARPAに由来する。元々は確固たる仕様や定義はなく、TCP/IPUDP/IPなどの基本仕様の基礎、インターネット暗黙の了解として、仕様書もない状態で暗黙的に定着していたが、さすがにヤバいということで後にRFC 1122としてまとめられている。現在ではさらに踏み込んでRFC 3439なども出ている。

階層[編集 | ソースを編集]

階層構造が薄いのが特徴である。 RFC 3439には「DARPAモデルは層の薄さを追求した。どっかの7層構造とかマジクソだね」と書かれている。

リンク層[編集 | ソースを編集]

ハードウェアやその仕様などが該当する。IPより下層はすべてリンク層である。たとえば携帯電話であれば3GモデムやLTEモデムといったハードウェアからパケット通信というプロトコル(ソフトウェア)までが該当する。

インターネット層[編集 | ソースを編集]

IP(IPv4およびIPv6)、およびICMPなどのIPを使った低レベルなプロトコルが該当する。

トランスポート層[編集 | ソースを編集]

IPの上に実装されたTCP/IPやUDP/IPが該当する。

アプリケーション層[編集 | ソースを編集]

TCP/IPやUDP/IPの上に実装されたもの全てが該当する。

関連項目[編集 | ソースを編集]