OpenWRT
OpenWRT(語源:Open Wireless Router)とは、オープンソースのもとで開発されている様々な無線LANルーター向けのカスタムファームウェアです。
主にメーカーのサポートが終了した無線LANルーターを延命させる目的で使われていることが多いです。また、サポート打ち切り時点では存在しなかった機能、たとえば「公式にはIPv4しか使用できない無線LANルーターでIPv6を使用できる」ようになったりします。なお、ハードウェア的にサポートしていない機能、たとえば「Wi-Fi 5のルーターでWi-Fi 6を利用する」ということはさすがに無理です。
当然ながらカスタムファームウェアなので利用には文鎮化の危険が伴います。
派生プロジェクト[編集 | ソースを編集]
OpenWRTは「完全オープンソース」を掲げているのが特徴で、オープンソースではないデバイスドライバなどは採用しないという方針があります。「パソコンならともかく組み込み機器でこの方針は現実的ではない」として非オープンソースも採用する方針の「DD-WRT」や「Tomato」などの派生プロジェクトも存在しています。
電波法違反に注意[編集 | ソースを編集]
OpenWRTは無線LANルーターのハードウェアの全機能を利用できてしまいます。
ほとんどの無線LANルーターのハードウェアは「世界各国で同じものを販売する前提」で作られています。そのうえで「国ごとの公式ファームウェア」を用意することで、販売する国ごとの法規制に則り、電波の出力を制限したり、特定の周波数を潰していたりします。
OpenWRTを入れるとそれらがすべて開放(設定変更)できてしまうので、利用者が電波法などを熟知し、自主的に合法な設定にする必要があります。
ラズベリーパイの代用品として[編集 | ソースを編集]
古い無線LANルーターはリサイクルショップで980円くらいで大量に売られています。 これを無線LANルーターとしてではなく「ラズベリーパイの代用品」として利用する目的でもOpenWRTは利用されています。この用途ではメモリの多い機種ほど人気が高い傾向にあります。