Structure of Arrays(SoA)
Structure of Arrays(SoA)とは、構造体の配列(Array of Structures, AoS)を ひとつの構造体にしてしまうことをいいます。
- AoS
public struct Vertex {
public Vector3 Position;
public Vector3 Normal;
public Vector2 UV;
}
var vertices = new Vertex[1000];
- SoA
public struct Vertices {
public Vector3[] Position;
public Vector3[] Normal;
public Vector2[] UV;
}
パフォーマンス効果[編集 | ソースを編集]
実際のベンチマークテストでは、Vector3[10000]に対してYの最大値を求める処理において、以下の結果が得られています:
通常の実装でも2倍の高速化
SIMD処理を適用した場合は10倍の高速化
構造の違い[編集 | ソースを編集]
Array of Structures(従来の配列)[編集 | ソースを編集]
通常のC#配列では、データがXYZXYZXYZXYZという順序でメモリに配置されます。
Structure of Arrays(SoA)[編集 | ソースを編集]
SoAでは、同じフィールドのデータがXXXXYYYYZZZZという順序で連続配置されます。
高速化の理由[編集 | ソースを編集]
CPUキャッシュの効率化[編集 | ソースを編集]
SoAは同じ型のデータが連続してメモリに配置されるため、CPUキャッシュを効率的に活用できます。
SIMD処理の適用[編集 | ソースを編集]
連続したメモリ領域により、SIMD(Single Instruction, Multiple Data)処理が適用しやすくなります。例えば、Yフィールドに対する一括処理が高速化されます。
適用場面[編集 | ソースを編集]
SoAは特にパフォーマンスが重要なシチュエーションで有効です。大量のデータに対して同じフィールドへの処理を繰り返し行う場合や、数値計算が多い処理において、その効果を最大限に発揮します。