「ハードウェアRAID」の版間の差分
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欠点があるとすればケースの電源を入れてから使用できるようになるまでの起動時間が長いくらいである。 | 欠点があるとすればケースの電源を入れてから使用できるようになるまでの起動時間が長いくらいである。 | ||
2017年11月9日 (木) 09:45時点における最新版
ハードウェアRAIDとは、RAIDの処理をRAIDコントローラーと呼ばれる半導体チップで行う方式をいう。 マザーボードのチップセットの機能で実現するRAIDもハードウェアRAIDの一種であるといえる。
ハードウェアRAIDはRAIDカード上に搭載された専用のASICやFPGAで処理されるため処理速度がほぼ一定で推移する傾向が強いという特徴がある。 急激な落ち込みなどは発生しづらく、高負荷が継続するようなシステムにおいて窒息するような速度低下を引き起こさないという利点がある。
また、専用のASICやFPGAで処理されるため、その電子回路にバグが無い限り、外部からの影響を受けずに安定して動作するという利点もある。 なお、バグがあると改修が難しいため残念なことになる。
最近ではASICやFPGAではなく、RAIDケース自体がLinuxなどを搭載した単体のコンピューターになっており、その中でソフトウェアRAIDを使用しているものも存在する。 このような構成の製品は本来ソフトウェアRAIDであるが実質ハードウェアRAIDであると言える。 いわゆるLinuxボックスの一種であるため、バグがあっても改修されやすい、ARMボードなどの汎用品を利用しているため価格も安いなど、従来のハードウェアRAIDの欠点が改善されている。 欠点があるとすればケースの電源を入れてから使用できるようになるまでの起動時間が長いくらいである。