「ベンダーニュートラル」の版間の差分

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基本的に[[オープンソース]]を採用するものはベンダーニュートラルと言える。
 
基本的に[[オープンソース]]を採用するものはベンダーニュートラルと言える。
  
また、単に互換品が存在するというのではなく、その製品の中で使用されている部品などの規格は、[[ISO]]のような国際的な機関や[[RFC]]のような[[デファクトスタンダード]]化となっている規格に準拠していることが望ましいとされる。たとえば[[互換性]]があるといっても[[リバースエンジニアリング]]により[[開発]]されたような[[プロプライエタリ]]な製品が存在するとしてもそれは完全なベンダーニュートラルとは言えない。
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また、単に互換品が存在するというのではなく、その製品の中で使用されている部品などの規格は[[ISO]]のような国際的な機関や[[RFC]]のような[[デファクトスタンダード]]化となっている規格に準拠していることが望ましいとされる。たとえば「[[互換性]]がある」といっても[[リバースエンジニアリング]]により[[開発]]されたような[[プロプライエタリ]]な製品は本質的には完全なベンダーニュートラルとは言えない。
  
 
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*[[ベンダーロックイン]]
 
*[[ベンダーロックイン]]
  

2019年11月2日 (土) 09:27時点における最新版

ベンダーニュートラル英語:vendor neutral)とは、特定のベンダーに依存しない状態をいう[1]

概要[編集 | ソースを編集]

ベンダーニュートラルとは特定のベンダーに依存せず、製品や仕様が中立である状態を指し、ある製品の競合製品または互換性のある実装を採用しても機能的な損失を受けることがない状態をいう。

なお、機能的には満たされるとしても、その性能や保守体制が満たされるかというのは別問題である。

基本的にオープンソースを採用するものはベンダーニュートラルと言える。

また、単に互換品が存在するというのではなく、その製品の中で使用されている部品などの規格はISOのような国際的な機関やRFCのようなデファクトスタンダード化となっている規格に準拠していることが望ましいとされる。たとえば「互換性がある」といってもリバースエンジニアリングにより開発されたようなプロプライエタリな製品は本質的には完全なベンダーニュートラルとは言えない。

特徴[編集 | ソースを編集]

ベンダーニュートラルの利点としては価格競争が発生するという点が挙げられることが多いが、実際問題として不当廉売や「Write Once, Run Away」な状態に陥る可能性もある。

ベンダーニュートラルの最大の利点はそのベンダーが倒産や事業撤退した際にも引き継げるベンダーさえ見つければ業務を止めることなく継続できる点にある。受託開発のような逸品物であれば仕様書ソースコードは確実にベンダーから受け取っておく必要がある。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]