Tor秘匿サービス

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Tor秘匿サービス(読み:とーあ・ひとく・さーびす、英語:Tor Hidden Service)とは、Torにおいて、Torネットワーク内で全ての通信を完結させることで、サーバークライアントも身元を明かさずに各種のサーバーWebサーバーIRCサーバーなど)を運用可能にする機能のことである。

概要[編集]

Torの脆弱性[編集]

Tor脆弱性を突く技術はほぼ全てTorネットワークインターネットの接続点である「出口ノード」に関するものばかりである。つまり、出口ノードが単一障害点であると言える。

Torの出口ノードは何かしらの事件があれば真っ先に調査対象となるため、出口ノードになるという勇者(主に世界各国の人権団体など)は非常に限られており、定期的に出口ノードのIPアドレスを集計し、データベース化しておくことで、Tor経由の接続を検出することができる。また、パケットキャプチャを仕掛けた出口ノードでは発信源は不明だが通信内容は傍受できたりする。

Torの応用[編集]

そこで考えられたのが、Tor秘匿サービスであり、出口ノードを一切利用せずに、Torネットワーク内ですべてを完結する方式が考えだされた。ほぼ無敵である。ただしFBIのハッカー集団から狙われやすいので管理に注意。

Tor秘匿サービスでサーバーとなるノードには「半角英数16文字+.onion」という特殊なドメインを使用したドメインが割り振られる。この特殊な疑似ドメインを持たせることにより、特定のIPアドレスと結びつけることなく、Torを実行させているノード同士が接続することができる。

Tor秘匿サービスにおける通貨[編集]

Tor秘匿サービスにおいては主にビットコインが通貨として使われている。ビットコイン自身の匿名性は高くないのに何故…。

主なTor秘匿サービス[編集]

主なTor秘匿サービスは「Hidden Wiki」にまとまっている。また、そのWikiにはTor秘匿サービスの検索エンジンの一覧もある。日本のサイトは未だに少ない。なお、サービスの永続性について期待してはならない、特に金融サービスにおいては。

検索エンジン[編集]

  • Grams
    Tor秘匿サービスの検索に特化した検索エンジン。何もかもがGoogleに似ている。危ない情報に偏っている。
  • TORCH
    Tor秘匿サービスの検索に特化した検索エンジン。幅広いジャンルを網羅している。[1]
  • DuckDuckGo
    Googleの対抗馬といわれる検索エンジン。普通のインターネット版に加えTor秘匿サービス版も提供されている。Tor秘匿サービスを探せるわけではなく、プライバシーを気にする利用者のために提供されているものである。[2]

電子掲示板[編集]

未分類[編集]

  • Torの歩き方
    日本のHidden Service一覧と、その解説を読むことができる。
  • Tor Mail
    匿名性の高かった定番メールサービス…今は亡き。
  • WikiLeaks
    表側が有名だが、タレコミ用のTor秘匿サービスを利用した裏口もあるという。
  • Silk Road
    最近ニュースを賑わす薬物取引サイト。FBIによって閉鎖されたが、速攻で再開された。
  • The Pirate Bay
    ニュースを賑わしたP2Pサイト。あのあと続報を聞かないがどうなったのだろう。
  • ハッキングフォーラム
    話題となったマルウェアStuxnetなど)を逆コンパイルしたものなどが転がってる。セキュリティ関係者は得るもの有るかも。なお、セキュリティ関連技術に興味のある初心者は、Tor秘匿サービス内よりもExploits DatabaseのSecurity Papers and Articlesを見た方が興味深くて面白いだろう。
  • エロ
    運が良ければFBIに捕まらない。掲示板のリンクから迷い込んだ時は天に祈るべし。かつてFBIが使っていたTorのDNS漏れバグは修正され、現在FBIはサーバー側をハッキングして不正なコードを仕込み、Tor Browser(≒Firefox)の脆弱性を利用した水飲み場型攻撃を行っている[1]。FBIはだましリンクを踏んだだけでも捕まえる方針らしい[2]。なにそれこわい。

関連項目[編集]

参考文献[編集]