「オブジェクト指向プログラミング」の版間の差分
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よく誤解されていることだが、オブジェクト指向プログラミングは「[[オブジェクト指向プログラミング言語]]」を用いて[[プログラミング]]を行うことではないという点に注意すること。 | よく誤解されていることだが、オブジェクト指向プログラミングは「[[オブジェクト指向プログラミング言語]]」を用いて[[プログラミング]]を行うことではないという点に注意すること。 | ||
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[[オブジェクト指向プログラミング言語]]を用い、その原則に従えば自然とオブジェクト指向プログラミングになるが、大半の[[オブジェクト指向プログラミング言語]]では意図して[[ソースコード]]を記述することで[[手続き型プログラミング言語]]のように書くこともできる。 | [[オブジェクト指向プログラミング言語]]を用い、その原則に従えば自然とオブジェクト指向プログラミングになるが、大半の[[オブジェクト指向プログラミング言語]]では意図して[[ソースコード]]を記述することで[[手続き型プログラミング言語]]のように書くこともできる。 | ||
− | たとえば[[C Sharp|C#]]において全ての[[クラス]]の中身が[[静的メソッド]]だけというような[[ソースコード]] | + | たとえば[[C Sharp|C#]]において全ての[[クラス]]の中身が[[静的メソッド]]だけというような[[ソースコード]]は、[[クラス]]の存在はただの[[名前空間]]となった[[手続き型プログラミング]]であり、誰がどう見ても[[オブジェクト指向]]ではないのでオブジェクト指向プログラミングとは呼ばない。このような記述形式は[[プログラミング言語]]の形態を問わず、[[Hello World]]のような簡単なサンプルプログラムではよく見かける事例であるが、希に[[宗教上の理由]]により意図して全てを[[手続き型プログラミング言語]]のように書いている人もいる。 |
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このような[[オブジェクト指向プログラミング言語]]を用いないオブジェクト指向プログラミングの実例としては、主に[[C言語]]によって書かれた[[Linux]]および[[UNIX]]界隈で未だに使われ日夜肥大化を続けている[[X Window System]]、そしてその上で動く[[GNOME]]および関連プロジェクトの根底として使われている[[GObject]]などが有名である。 | このような[[オブジェクト指向プログラミング言語]]を用いないオブジェクト指向プログラミングの実例としては、主に[[C言語]]によって書かれた[[Linux]]および[[UNIX]]界隈で未だに使われ日夜肥大化を続けている[[X Window System]]、そしてその上で動く[[GNOME]]および関連プロジェクトの根底として使われている[[GObject]]などが有名である。 | ||
− | なお、これら例の[[ソースコード]]は[[オブジェクト指向プログラミング言語]]で育った[[プログラマー]] | + | なお、これら例の[[ソースコード]]は[[オブジェクト指向プログラミング言語]]で育った[[プログラマー]]からしたら狂気のように感じることであろう。それは[[X Window System]]が出た当時の[[プログラマー]]たちですら狂気を感じ、正気を保つために[[Motif]]という[[フレームワーク]]が開発されたほどであることからも伺え、その行為の無慈悲さを書いた「[[Bjarne Stroustrup インタビュー]]」というジョーク文章が世界的に出回るほどである。 |
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2014年10月8日 (水) 10:18時点における最新版
オブジェクト指向プログラミング(英語:Object Oriented Programming, 略称:OOP)とは、オブジェクト指向というデザインパターンの一種を用いてプログラミングを行うことである。
目次
概要[編集 | ソースを編集]
オブジェクト指向プログラミングは副作用が大きいのが特徴であり、ある一定規模を超えると人間の把握能力を超え、右を治すと左が壊れるという状況が往々にして発生する。いわゆるデスマーチである。そのような状況化ではユニットテストが活躍するが、右を治したら左が壊れたのが分かるだけで銀の弾丸ではない。
オブジェクト指向プログラミングとオブジェクト指向プログラミング言語[編集 | ソースを編集]
よく誤解されていることだが、オブジェクト指向プログラミングは「オブジェクト指向プログラミング言語」を用いてプログラミングを行うことではないという点に注意すること。
オブジェクト指向プログラミング言語を用いた非オブジェクト指向プログラミング[編集 | ソースを編集]
オブジェクト指向プログラミング言語を用い、その原則に従えば自然とオブジェクト指向プログラミングになるが、大半のオブジェクト指向プログラミング言語では意図してソースコードを記述することで手続き型プログラミング言語のように書くこともできる。
たとえばC#において全てのクラスの中身が静的メソッドだけというようなソースコードは、クラスの存在はただの名前空間となった手続き型プログラミングであり、誰がどう見てもオブジェクト指向ではないのでオブジェクト指向プログラミングとは呼ばない。このような記述形式はプログラミング言語の形態を問わず、Hello Worldのような簡単なサンプルプログラムではよく見かける事例であるが、希に宗教上の理由により意図して全てを手続き型プログラミング言語のように書いている人もいる。
class AppMain {
public static void Main(string[] args) {
Hello("hoge");
}
public static void Hello(string name) {
Console.WriteLine("hello," + name);
}
}
非オブジェクト指向プログラミング言語を用いたオブジェクト指向プログラミング[編集 | ソースを編集]
また、オブジェクト指向プログラミング言語を使わずとも、オブジェクト指向の考え方に沿ったソースコードの記述形式であればオブジェクト指向プログラミングである。
このようなオブジェクト指向プログラミング言語を用いないオブジェクト指向プログラミングの実例としては、主にC言語によって書かれたLinuxおよびUNIX界隈で未だに使われ日夜肥大化を続けているX Window System、そしてその上で動くGNOMEおよび関連プロジェクトの根底として使われているGObjectなどが有名である。
なお、これら例のソースコードはオブジェクト指向プログラミング言語で育ったプログラマーからしたら狂気のように感じることであろう。それはX Window Systemが出た当時のプログラマーたちですら狂気を感じ、正気を保つためにMotifというフレームワークが開発されたほどであることからも伺え、その行為の無慈悲さを書いた「Bjarne Stroustrup インタビュー」というジョーク文章が世界的に出回るほどである。