「OCuLink」の版間の差分
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初期のThunderboltでは信号変換処理チップがものすごい発熱をして端子が壊れる事例が多々あったが、OCuLinkはシンプルがゆえにそのような問題は起きにくいと思われる。 | 初期のThunderboltでは信号変換処理チップがものすごい発熱をして端子が壊れる事例が多々あったが、OCuLinkはシンプルがゆえにそのような問題は起きにくいと思われる。 | ||
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2024年5月28日 (火) 02:20時点における最新版
OCuLink(おきゅりんく、語源:Optic Copper Link)とは、PCI-SIGが策定した「外付けPCI Express」の規格です。 正式名称は「SFF-8611」。
概要[編集 | ソースを編集]
OCuLinkは配線は「M.2」とまったく同じです。M.2はいちいちケースを開けてネジ止めが必要で面倒くさいのを解決すべくOCuLinkはUSB風にサクッと挿せる端子形状にしたという感じです。
OCuLinkに電源供給の配線を加えたのが「U.2」です。このため「外付けストレージを繋ぐ線」だけでなく「M.2とU.2を変換する内部配線」としても利用できるとしている。
OCuLinkとThunderboltの違い[編集 | ソースを編集]
OCuLinkの仕様はThunderboltと非常によく似ており比較されることが多い。
シンプル[編集 | ソースを編集]
Thunderboltではケーブル両端に埋め込まれた半導体チップで信号変換処理を行っているのに対して、OcuLinkは「PCI Express x4の配線を単純に外付け端子型にしただけ」というシンプルさ。チップ類は一切なし。
シンプルであるがゆえに「PCI Expressの規格が新しくなればOCuLinkも新しくなる」という特徴がある。たとえばOCuLink発表当初はPCI Express 3.0が最新規格だったが、後にPCI Express 4.0が登場したことで単純に速度アップとなっている。
初期のThunderboltでは信号変換処理チップがものすごい発熱をして端子が壊れる事例が多々あったが、OCuLinkはシンプルがゆえにそのような問題は起きにくいと思われる。
プラグアンドプレイ非対応[編集 | ソースを編集]
なお、シンプルを追求しすぎてプラグアンドプレイには非対応となっています。 OCuLink機器の取り付けや取り外しにはパソコンの電源を切って行う必要があります。 これがThunderboltと比較した際の唯一の欠点となります。
端子に抜け防止の爪がある[編集 | ソースを編集]
Thunderbolt 3の端子はUSB Type-Cそのものである。 スポスポ抜ける。 一方、OCuLinkはDisplayPortに似た形状で「抜け防止の爪」を付けることができる。
所見[編集 | ソースを編集]
一般向けには間違いなくThunderbolt 3が普及するだろうが、「壊れにくい」「事故りにくい」という特徴からサーバー用途ではOCuLinkが主流になると思われる。
「OCuLinkはThunderboltと競合する」などと書かれているが、本当の競合はThunderboltではなくFibre Channel(通称FC)だと思われる。
FCの限界を遥かに超えた製品が続出しているオールフラッシュストレージを中心にOCuLinkに置き換わっていくものと思われる。