ATARI 2600
概要
ATARI 2600はゲームソフトをカセットによって供給する「取替式」を発案・採用した。
- 利用者からしたら「カセットはROMだけのため安い」
- 販売店からしたら「かさばらない」
などの利点があり、これが爆発的な人気をもたらした。
ハードウェア
ATARI 2600はファミコンより6年も早い時代、つまり1世代前のゲーム機であるため、ハードウェアの性能は微妙である。 ATARI 2600の終焉は「アタリショック」などと言われるが、単に製品寿命を迎え、世代交代しただけとの見方もある。
CPU
- MOS 6507 (1.19MHz)
MOS 6502から機能を削ったものである。
RAM
ATARI2600の次の世代のゲーム機、いわゆる次世代機であったファミコンの「2048バイト」がいかに大容量かおわかりいただけただろうか。また、わずか128バイトでヌルヌル動くピットフォールがいかに凄いかおわかりいただけただろうか。
ROM
製造コストを安くするため、MOS 6507とカセットの接続配線をケチっており、なんとROMは4KB(2^12=4096バイト)までしか使えない。これは同時発売タイトルとして開発していた「Combat」が2KBであったため「4KBもあれば十分」だと考えたそうだ。
コントローラー端子
台形型のコネクタを採用。後に「D-Sub 9ピン」と呼ばれるものであり世界中であらゆる機器に採用された。 日本でもこれを魔改造したものがPC-6001やMSX、X1といったパソコンや、セガのSC-3000やメガドライブなどのゲーム機でも採用されている。なお、端子形状は同一でもピンアサインが異なるなどの魔改造品なので互換性は微妙であった。