F-Droid
概要
F-Droidはオープンソースに特化したGoogle Playのようなものであり、Google Playから諸事情により削除されたアプリや、root化したAndroid端末向けのアプリが豊富に揃っている。
非公式アプリマーケットというとアンダーグラウンドな色合いが強いものばかりだが、F-Droidは「オープンソースによる安全性」を売りにしているのが特徴である。
Google Playに非対応な中華パッドなどでは大活躍する。
アプリの公開
F-Droidにてアプリを公開配布するには配布物がライセンスの明示されたオープンソースであることが絶対条件となる。Google Playをはじめとしたアプリマーケットではapkファイルを管理者画面からアップロードするが、F-Droidではソースコードをアップロードし、中の人が監査およびビルドを行った後にapkファイルが配布される。
F-Droidの審査基準としてはオープンソースであること、マルウェアではないこと、そしてユーザートラッキングを行わないことが絶対条件となる。
Google Playなどのアプリマーケットでは基本的にクローズドな監査が行われているが、F-Droidではソースコードを有志たちが監査した後に公開となるため、Android界では一番安全なマーケットではないかと言われている。root権限が必要なアプリは怪しい物が多いので、F-Droidから手に入るのであればそれを利用するのが一番安全だと思われる。
ただし、これはマルウェアの混入などに対して安全という意味であって、アプリ自体の挙動が安全というわけではないので注意する必要がある。F-Droidでは使い方を間違えれば文鎮化必至のアプリも数多く公開されている。
アプリの利用
F-Droidを利用するには、まずAndroid端末に専用アプリをダウンロードしインストールする。 [1]
F-Droidアプリを起動し、起動直後のオススメアプリ一覧や検索窓から目的のアプリを探しだし、「+」ボタンを押してインストールする。若干インストールボタンがわかりにくいが、基本的にGoogle Playと同じである。
アプリへの寄付
F-Droidではすべてのアプリに寄付ボタンが用意されている。アプリの開発費はすべて寄付で賄うという方針であり、アフィリエイト広告が嫌いな真性の嫌儲民には必須のアプリマーケットであると言える。寄付にはペイパルやビットコインを利用できる。