コーネルボックス
2018年11月29日 (木) 02:38時点におけるimported>Administratorによる版
コーネルボックス(英語:cornell box)とは、3DCGのレンダリングの品質を見るために考案された環境である。
コーネルボックスはSIGGRAPH '84で発表された Cindy M. Goral、Kenneth E. Torrance、 Donald P. Greenberg 、Bennett Battaileによる「Cornell University of Computer Graphics」という論文による。
この論文では実際に後述のような箱を作った上でデジカメで撮影したものと、それに似た3DCGを作り、その写真と3DCGを比較することで3DCGのレンダリングの品質を見比べることが容易になるとしている。
基本的には以下のような環境をまず作る。
- 天井は白色で中央に1つの光源
- 左壁は赤色
- 右壁は緑色
- 背壁は白色
- 床面は白色
この中に箱や球体を配備して3DCGのレンダリングを行うというものである。
コーネルボックスは確かに分かりやすいと大流行し、スタンフォードバニーやユタティーポットと並びレンダリングの動作確認によく使われるようになった。現在では写真との比較ではなく「それらしいか」を見るのに使われることが多い。