Quake III Arena
Quake III Arena(読み:くうぇーく・すりー・ありーな)とは、1999年にid Software社から発売したマルチプレイヤー(オンライン対戦)に特化した一人称視点シューティングゲーム(FPS)である。
概要[編集 | ソースを編集]
Quakeシリーズの3作目であり、Quakeの初のスピンオフ作品でもある。
よくある一人用のストーリーモードがバッサリ削除され、マルチプレイ(対戦)に特化している。 一応、オフラインでシングルプレイもでき、その際はコンピューターと対戦となる。
Quake III Arenaでは前作までは豊富にあった「フィールドに落ちてるアイテム」の概念がほぼ無くなり、「マウス捌きを競う」という要素が極端に強くなった。つまり運では勝てないような調整となっている。このため発売から20年以上経過した今でもゲーム大会(通称:eスポーツ)が開かれるほどである。
また、操作面ではストレイフジャンプやアクセルジャンプやロケットジャンプなどが追加されている。
視野角やテクスチャの詳細、敵のモデルなどを幅広くカスタマイズできる。
音楽はSonic MayhemとFront Line Assemblyの創設者であるBill Leebが担当している。
種類[編集 | ソースを編集]
公式版[編集 | ソースを編集]
- Windows
- Classic Mac OS / MacOS X
- Linux = 2000年頃のLinuxディストリビューションではサクッと動く。最近のUbuntuなどでは結構難しい。
- Dreamcast
- PlayStation 2
- Xbox 360
オープンソース版[編集 | ソースを編集]
Quake III Arenaには非公式のオープンソース版が存在する。 非公式ではあるが開発している主要メンバーはジョン・カーマックなどのid Software関係者という陣容になっている。
オープンソース版は基本的には「公式版のないプラットフォーム向け」であり、PSPやXboxなどでサイドローディングして遊ぶ前提となっている。
ようするに「動作保証はない」「動作には脱獄などが必要で壊れても知らん」というバージョンである。
2008年4月にはiOS版が公開された。加速度センサーでスマホを傾けて操作する画期的バージョンであり、後にこの操作性はNintendo Switchのスプラトゥーンなどにも採用された。 iOS版はiPhoneおよびiPod touchをジェイルブレイクしてCydiaからインストールするようになっていた。最近は「macを買ってxcodeで自分でビルドしてiPhoneにぶち込め」となっている。
2011年8月にはRaspberry Pi版も公開された。 Raspberry Pi以外のARMベースのシングルボードコンピュータでもDebian系ならたいだい動く。