ARM
ARM(読み:あーむ、語源:Acorn RISC Machine、Advanced RISC Machine)とは、英国エイコーン・コンピューターが開発したCPUシリーズの総称である。エイコーン本体は滅亡したが、その直前にCPU事業部を別会社化し、現在はARMホールディングスとして継続している。
インテルのx86やOracleのSPARCなどと似たような意味合いである。
名称について
- Acorn RISC Machine
- 「エイコーン製のRISCなマシン」というひねりの無い名称で始まる。
- Advanced RISC Machine
- エイコーンが経営危機に陥り、アップルから資本注入を受け、その際にエイコーンの名前が消える。アップルの出資比率が100%ではなかったためApple RISC Machineという名称だけは回避された。
- ARM
詳細
ARMという言葉が指しているものは時と場合により異なり、製品なのか、企業なのか、などは文脈から読み取る必要がある。
ARMは単なるCPUではなくBBC Masterというパソコンをワンチップ化したものである。つまり「半導体サイズのパソコン」とも呼ぶべき製品であり、一般的には「CPU」ではなく「SoC」という呼ばれ方をすることが多い。
- CPU製品群については「ARMプロセッサー」を参照。
- CPUアーキテクチャーについては「ARMアーキテクチャー」を参照。
- 企業については「ARMホールディングス」を参照。