U.3
U.3(読み:ゆーすりー)とは、 SNIAが定めた「2.5インチサイズのストレージの接続端子の規格」であり、なんとこの端子ひとつで「PCIe」と「SAS」と「SATA」という3種類のディスクに対応できます。
名前からもわかるように「U.2」の後続規格です。
U.2とU.3の違いは製造コスト
端子形状はU.2と同じくSFF-8639とSFF-8643です。
U.2ではSATA、SAS、PCIeがそれぞれ独立した端子上のピンを使用して通信していました。このためU.2ではケーブルは1本ですが、PCIeカードやマザーボード上でSATA/SASとPCIeに分岐して、それぞれ別々のコントローラーに繋がっていることが一般的でした。
一方、U.3ではSATAとSASはそのままですが、PCIe接続時はSATAとSASのピンも使用して通信するようになりました。これにより「SATAやSASのピンにPCIeの信号が流れてきたらPCIeで処理をする」といったことが可能になり、PCIeカードやマザーボード側にSATA/SATA/PCIe対応の1個のコントローラーで済むようになりました。
- 製造者側の利点
サーバーなどの製造者側はU.3を採用することでぶっちゃけ大して使われていないSATAやSASのコントローラーを別途搭載するという無駄なコストを削減できるようになります。
- 顧客側の利点
サーバー製品はぼったくり価格が基本なのでU.2であろうとU.3であろうと末端価格にはほとんど影響がなく、末端顧客にとってはまったくもってどうでもいい話です。
「パソコンの2.5インチベイにU.3を増設したい」などの用途では変換アダプタが若干安くなるかもしれませんが、そもそもM.2からU.2へ変換する基板はアマゾンで2,000〜3,000円くらいが相場と安価なので、やっぱりどうでもいい話です。
サーバー本体は1端子で3種類に対応できるU.3を選んでおけば、最高速を求めるならU.3のSSD、安価で大容量を求めるならSATAのHDDなどといったことができます。
互換性
| U.3スロット | U.2スロット | |
|---|---|---|
| U.3ドライブ | ◯ | ◯ |
| U.2ドライブ | ☓ | ◯ |
| SASドライブ | ◯ | ◯ |
| SATAドライブ | ◯ | ◯ |
原則的にU.3スロットにU.2ドライブは挿せません。
なお「U.2/U.3両対応ドライブ」や「U.2/U.3両対応スロット搭載サーバー」なるものも販売されています。
関連項目