.fbxファイル
2018年1月21日 (日) 04:30時点におけるimported>Administratorによる版 (→作成)
.fbxとは、Alias社(現:Autodesk)がオープンソースとして策定した3Dモデルを格納するためのファイルの拡張子である。
概要
3Dモデルデータというとプロプライエタリなのを勝手にリバースエンジニアリングしたのばかりであったため、このfbx形式が登場すると一躍人気者となった。その結果、ものすごい勢いで進化しておりバージョンがいっぱいある。古いSDKを使っているモデラーなどでは最近のファイルが読めないことも多い。
公式にSDKが公開されており、最新仕様への対応などの互換性の観点から可能であればこれを使うことが望ましい。
テキスト形式はJavaScript(JSON)に似ている。 以下にヘッダ部の抜粋を掲載する。
; FBX 6.1.0 project file
; Copyright (C) 1997-2008 Autodesk Inc. and/or its licensors.
; All rights reserved.
; ----------------------------------------------------
FBXHeaderExtension: {
FBXHeaderVersion: 1003
FBXVersion: 6100
CreationTimeStamp: {
Version: 1000
Year: 2009
Month: 1
Day: 17
Hour: 13
Minute: 7
Second: 5
Millisecond: 958
}
Creator: "FBX SDK/FBX Plugins version 2009.3"
OtherFlags: {
FlagPLE: 0
}
}
主なフォーマット
- FBX 6.x - FBX 2006, FBX 2009, FBX 2010
- FBX 7.1 - FBX 2011
- FBX 7.2 - FBX 2012
- FBX 7.3 - FBX 2013
- FBX 7.4 - FBX 2014
主な対応アプリ
利用
- MonoGame
- ゲーム開発用のフレームワーク。
- fbxファイルを読み込む機能が標準で用意されている。
- XNAではFBX 6.0 (FBX 2006)しか扱えなかったが、MonoGameではFBX 7.4 (FBX 2014)まで扱える(2015年12月22日時点の調査)。
- FBXの1単位(たとえば1mm)がMonoGameの1.0fに相当する。当初-1.0f〜1.0fの座標系で検証したのでモデルが表示されていないのかと勘違いした。デカすぎて見えなかっただけでした。
作成
- Fusion 360
- 個人利用無償の3Dモデリングソフトウェア
- 3Dプリンタ特化型のモデラーなのでテクスチャなどという軟弱な概念はない。色を付けたければ部品を分ける。
- 作成したデータはA360というクラウドストレージに独自形式で保存される。データ詳細を開いて「fbxにエクスポート」を選ぶと数秒後にメールで送られてくる。
- 個人レベルでは間違いなく最強。