AppImage
ナビゲーションに移動
検索に移動
AppImage(拡張子.appimage)とは、Linuxにおいてインストールせずに即座に実行できるアプリケーションを配布するためのファイル形式である。
概要
AppImageは、以下を目的としたシステムである。
- シンプルであり、
- バイナリ互換であり、
- ディストリビューションにも依存せず、
- インストールも不要であり、
- ルート権限が不要であり、
- 移植可能であり、
- オペレーティングシステムに変更を加えない
使い方
- appimageファイルをダウンロードする
- appimageファイルに実行権限を与える
- appimageファイルを実行する
中身
AppImageはアプリケーションや依存するライブラリなどを格納したディスクイメージファイル(ISO 9660 Rock Ridge、zisofs圧縮)である。大雑把に言えばCDやDVDの吸い出し・書き込みで使われるISOファイルだ。
AppImageを実行するとこれをFUSEでマウントし、指定された実行ファイルが実行される。
利点
ディストリビューションに依存しない。従来のパッケージシステムみたいに外部ライブラリへの依存で動かなくなることもない。最強。
欠点
AppImgeの実体はISOファイルなので基本的に「読み取り専用」である。このため自動アップデートはできない。「アップデートがあります。ダウンロードして差し替えてください」と誘導するダイアログを表示するのが正解のようである。大した問題ではない。