SEGA MODEL 2
SEGA MODEL 2とは、1993年にセガが開発したアーケードシステム基板の総称です。
MODEL 2には4つの異なるバージョン(MODEL2/2A/2B/2C)が存在し、これらには互換性はありませんが、だいたいどこでも「MODEL 2」と呼ばれています。
MODEL 2の基本構成と歴史的背景[編集 | ソースを編集]
MODEL 2はセガと米国のReal3Dが共同開発したアーケードゲーム用システム基板で、リアルタイム3DCGの黎明期における重要なハードウェアでした。MODEL1の後継機として位置づけられましたが、構造的には完全な新規設計であり、両者に共通点はほとんどありませんでした。
MODEL2のレンダリング機能には、MODEL1にも実装されたフラットシェーディングに加え、限定的ながらテクスチャマッピング機能が追加されました。描画能力は約30万ポリゴン/秒とMODEL1からほぼ倍増し、その性能向上分は1秒あたりの描画フレーム数増加に活用されました。この強化により、『デイトナUSA』などのゲームでは60fpsの滑らかな動きを維持しながら、最大40台のストックカーが同時に登場することが可能になりました。
主なスペック[編集 | ソースを編集]
- CPU: Intel i960 (32ビットRISC) @ 25MHz
- DSP: 32ビットDSP @ 50MHz
- メモリ: RAM 1MB + 128KB、ROM 90MB
- VRAM:
* Model 2/2A-CRX:5,984 KB * Model 2B/2C-CRX:14,596 KB
- 3Dグラフィックス性能: 最大約300,000ポリゴン/秒
- 解像度: 水平スキャンライン 496 (H) × 垂直 384 (V)
- サウンド: 28チャンネルのPCM音源搭載
各バージョンの主要な違い[編集 | ソースを編集]
どんどん小型化しているのが最大の特徴です。
| 項目 | MODEL2 | MODEL2A | MODEL2B | MODEL2C |
|---|---|---|---|---|
| 開発年度 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 |
| CPU | Intel i960 @25MHz | |||
| DSP | 50MHz | |||
| DSP処理速度 | 基準 | +15% | +30% | +45% |
| VRAM容量 | 5,984KB | 5,984KB | 14,596KB | 14,596KB |
| サウンド | 別基板 | 本体統合 | ||
| ポリゴン性能 | 30万/秒 | |||
| テクスチャ機能 | 16階調 | |||
| 解像度 | 496×384 | |||
| セキュリティIC | Type1 | Type2 | Type3 | Type4 |
| 消費電力 | 120W | 110W | 105W | 100W |
| 基板寸法 | 420×320mm | 400×300mm | 380×280mm | 360×260mm |