「メインメモリ」の版間の差分

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'''メインメモリ'''とは、[[コンピューター]]が[[プログラム]]や[[データ]]を一時的に保存するための部品のことを指します。
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'''メインメモリ'''とは、[[コンピューター]]が[[プログラム]]や[[データ]]を一時的に保存するための部品のことを指します。「[[RAM]]」と呼ばれることが多い。
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[[CPU]]から直接アクセスされるため高速に[[データ]]を読み書きすることができます。一方で、電源が切れると、メインメモリ上のデータはすべて消えてしまうため、長期的にデータを保存するには[[ハードディスク]]や[[フラッシュメモリ]]などの[[外部ストレージ]]を用いる必要があります。
  
 
例えば、[[パソコン]]や[[スマートフォン]]などで[[プログラム]]を実行したり、[[データ]]を処理したりするとき、その[[プログラム]]や[[データ]]は、まずメインメモリに保存されます。そして、[[コンピューター]]がその[[プログラム]]や[[データ]]を読み込んで処理します。
 
例えば、[[パソコン]]や[[スマートフォン]]などで[[プログラム]]を実行したり、[[データ]]を処理したりするとき、その[[プログラム]]や[[データ]]は、まずメインメモリに保存されます。そして、[[コンピューター]]がその[[プログラム]]や[[データ]]を読み込んで処理します。
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== メインメモリの容量 ==
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一般的な[[OS]]ではメインメモリが枯渇すると[[ハードディスク]]や[[フラッシュメモリ]]などの[[ストレージ]]に「[[スワップファイル]]([[仮想メモリ]])」を確保します。これは非常に遅いものです。
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つまり[[パソコン]]や[[スマホ]]においては高速な処理速度を維持するには「スワップファイルを使わないこと」が絶対条件となります。なお、メモリを大量に搭載しても高速化はしません。速度低下が起きにくくなるだけです。
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[[サーバー]]の場合は一般的にスワップファイルを無効化して運用するため「メモリ不足=サーバーダウン」となります。

2023年2月28日 (火) 03:25時点における最新版

メインメモリとは、コンピュータープログラムデータを一時的に保存するための部品のことを指します。「RAM」と呼ばれることが多い。

CPUから直接アクセスされるため高速にデータを読み書きすることができます。一方で、電源が切れると、メインメモリ上のデータはすべて消えてしまうため、長期的にデータを保存するにはハードディスクフラッシュメモリなどの外部ストレージを用いる必要があります。

例えば、パソコンスマートフォンなどでプログラムを実行したり、データを処理したりするとき、そのプログラムデータは、まずメインメモリに保存されます。そして、コンピューターがそのプログラムデータを読み込んで処理します。

メインメモリの容量[編集 | ソースを編集]

一般的なOSではメインメモリが枯渇するとハードディスクフラッシュメモリなどのストレージに「スワップファイル仮想メモリ)」を確保します。これは非常に遅いものです。

つまりパソコンスマホにおいては高速な処理速度を維持するには「スワップファイルを使わないこと」が絶対条件となります。なお、メモリを大量に搭載しても高速化はしません。速度低下が起きにくくなるだけです。

サーバーの場合は一般的にスワップファイルを無効化して運用するため「メモリ不足=サーバーダウン」となります。