「Clang」の版間の差分
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2015年7月21日 (火) 06:01時点における版
clang(読み:くらん)とは、「gcc撲滅」「GNU撲滅」を掲げるBSD原理主義者たちによって開発されているC言語やC++、Objective-Cなどのコンパイラである。
概要
2007年、gccのライセンスがGPL v2からGPL v3に変更された[1]。BSD界隈は絶望に暮れた。それ以降もFreeBSDなどでは古いgccを使い続けて耐えてきたが限界に近づきつつあった。そこへ颯爽と発表されたのがBSDライセンスの亜種を採用したclangとllvmであった。滅亡の危機に瀕していたBSD原理主義者たちは歓喜し、急激にその完成度を高め、現在のかたちとなった。
clangプロジェクトの傘下にLLVMというサブプロジェクトを持っていたが、現在(LLVM2.6以降)では立場が逆転しLLVMの一部としてclangがリリースされている。
clangでコンパイルを行うとLLVM向けの中間言語が出力され、llvmからネイティブコードが出力されるため、「clangはコンパイラフロントエンド」と呼ばれることも多い。しかしながら、実際のところclangを利用するプログラマはclang(フロント)とllvm(バック)を意識する必要はほとんどないため、小難しいことは考えずに普通のコンパイラだと考えてよい。
FreeBSDは標準のコンパイラとして採用している。 また、Mac OS XおよびiOSではclangはgccと共に標準のコンパイラとなっている。
大規模な資金提供などを行っている団体としては、Apple、Google、Microsoftなどが名を連ねている。