「Kirin 620」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「'''Kirin 620'''とは、2015年に登場したHiSiliconが製造販売するSoCである。 == 概要 == Kirin 620の名称から察するにSnapdragon 620...」)
 
 
2行目: 2行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
Kirin 620の名称から察するに[[Snapdragon 620]]を強く意識していると思われる。
+
Kirin 620の名称から察するに[[Snapdragon 620]](後に[[Snapdragon 652]]に[[リネーム]])を強く意識していると思われる。
 
東洋の麒麟、西洋のドラゴン、どちらも竜である。
 
東洋の麒麟、西洋のドラゴン、どちらも竜である。
  
17行目: 17行目:
  
 
=== CPU周り ===
 
=== CPU周り ===
[[Snapdragon 620]]もKirin 620も[[カタログスペック]]上はどちらも「8コア」であるが、[[Snapdragon 620]]が[[A73]]が4コアと[[A53]]が4コアという[[big.LITTLE]]構成なのに対して、Kirin 620はシンプルに[[A53]]のみで8コアとなっている。[[big.LITTLE]]を採用したSnapdragonシリーズは[[ローエンド]]から[[ハイエンド]]までトラブルが続出している。一方でKirin 620のようなシンプルな構成であれば[[ゲーム]]などでもトラブルは少ないと思われる。
+
[[Snapdragon 620]]もKirin 620も[[カタログスペック]]上はどちらも「8コア」であるが、[[Snapdragon 620]]が[[A72]]が4コアと[[A53]]が4コアという[[big.LITTLE]]構成なのに対して、Kirin 620はシンプルに[[A53]]のみで8コアとなっている。[[big.LITTLE]]を採用したSnapdragonシリーズは[[ローエンド]]から[[ハイエンド]]までトラブルが続出している。一方でKirin 620のようなシンプルな構成であれば[[ゲーム]]などでもトラブルは少ないと思われる。
  
 
=== カメラ周り ===
 
=== カメラ周り ===

2016年6月13日 (月) 01:56時点における最新版

Kirin 620とは、2015年に登場したHiSiliconが製造販売するSoCである。

概要[編集 | ソースを編集]

Kirin 620の名称から察するにSnapdragon 620(後にSnapdragon 652リネーム)を強く意識していると思われる。 東洋の麒麟、西洋のドラゴン、どちらも竜である。

主なスペック[編集 | ソースを編集]

Kirin 620

  • プロセスルール: 28nm
  • 命令セット: ARMv8-A
  • CPU コア: Cortex-A53 (1.2GHz x 8)
  • GPU コア: Mali-T450 MP4 (700MHz)
  • メモリタイプ: LPDDR3、64bit デュアルチャンネル
  • モデム: LTE Cat.4 (150Mbps)、デュアルSIM
  • WLAN: 802.11 b/g/n、DLNAMiracast
  • サンプル出荷: 2015 Q1

CPU周り[編集 | ソースを編集]

Snapdragon 620もKirin 620もカタログスペック上はどちらも「8コア」であるが、Snapdragon 620A72が4コアとA53が4コアというbig.LITTLE構成なのに対して、Kirin 620はシンプルにA53のみで8コアとなっている。big.LITTLEを採用したSnapdragonシリーズはローエンドからハイエンドまでトラブルが続出している。一方でKirin 620のようなシンプルな構成であればゲームなどでもトラブルは少ないと思われる。

カメラ周り[編集 | ソースを編集]

カメラ周りは静止画は1300万画素までとなっており、とくに当たり障りのない仕様になっている。 動画用のハードウェアエンコーダは1080pまで対応しており、こちらも当たり障りのない仕様になっている。

その他[編集 | ソースを編集]

USBはUSB 2.0となっている。2016年になってからUSB 3.1系の機種も増えてきたが、この製品自体は2015年早々に登場したものなので仕方ないところであろう。

また、HiSilicon製品にしては珍しくWiFiコントローラーまで内蔵している。 このSoC自体のコスパはもとより、部品点数の削減などによる組み立てコストの削減などを追求し、激安に全振りしたような製品であるためだと思われる。

主な搭載製品[編集 | ソースを編集]

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]