「ROG Swift 360」の版間の差分

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'''ROG Swift 360'''とは、[[ASUS]]と[[NVIDIA]]が共同開発した「[[リフレッシュレート]]が360Hzのディスプレイ」である。
 
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CES2020で発表された。
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== 概要 ==
 
一般的な人間が認識できる[[リフレッシュレート]]の平均値は「72Hz」と言われている。
 
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つまり120Hzから144Hzもあれば超人にも対応できる。
 
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ではなぜ240Hzや360Hzなのか。
 
ではなぜ240Hzや360Hzなのか。
それは[[可変フレームレート]]の際に「垂直同期の待ち時間」が短くなるからである。
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それは[[可変フレームレート]]の際に「[[垂直同期]]の待ち時間」が短くなるからである。
液晶パネルの実際のリフレッシュレートは60Hzでもいいが、垂直同期信号だけは360Hzなどで高速に返しまくることで[[グラボ]]が「垂直同期の待ち」している時間を短縮できるわけだ。
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液晶パネルの実際のリフレッシュレートは60Hzだとしても、垂直同期信号だけは360Hzなどで高速に返しまくることで「[[GPU]]が垂直同期を待っている時間」を短縮できるわけだ。
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== 注意 ==
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この恩恵を得るにはディスプレイ側の[[リフレッシュレート]]を大幅に上回る[[フレームレート]]を叩き出せる[[ハイエンド]]な[[ビデオカード]]が必要となる。最低でも144fps以上を叩き出せる超[[ハイエンド]]な[[ビデオカード]]が必要であり、現時点なら[[GeForce RTX 3090]]、理想は[[SLI]]構成だ。
  
つまり「GeForce RTX 3090などを使って144fps以上を狙えるショボいゲームを動かす」などした際に効果を発揮する。
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このディスプレイに限らず90〜120Hz以上の高リフレッシュレートのディスプレイの恩恵を得るには、
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よほど古くて軽い[[ゲーム]]を動かすのでもない限り、[[ミドルレンジ]]の[[ビデオカード]]ではまったく無意味である。常識的に考えれば90Hzから120Hz程度の[[G-SYNC]]や[[FreeSync]]に対応したディスプレイで困ることはない。
  
 
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2021年8月3日 (火) 02:00時点における版

ROG Swift 360とは、ASUSNVIDIAが共同開発した「リフレッシュレートが360Hzのディスプレイ」である。

CES 2020で発表された。

概要

一般的な人間が認識できるリフレッシュレートの平均値は「72Hz」と言われている。 つまり120Hzから144Hzもあれば超人にも対応できる。

ではなぜ240Hzや360Hzなのか。 それは可変フレームレートの際に「垂直同期の待ち時間」が短くなるからである。 液晶パネルの実際のリフレッシュレートは60Hzだとしても、垂直同期信号だけは360Hzなどで高速に返しまくることで「GPUが垂直同期を待っている時間」を短縮できるわけだ。

注意

この恩恵を得るにはディスプレイ側のリフレッシュレートを大幅に上回るフレームレートを叩き出せるハイエンドビデオカードが必要となる。最低でも144fps以上を叩き出せる超ハイエンドビデオカードが必要であり、現時点ならGeForce RTX 3090、理想はSLI構成だ。

このディスプレイに限らず90〜120Hz以上の高リフレッシュレートのディスプレイの恩恵を得るには、 よほど古くて軽いゲームを動かすのでもない限り、ミドルレンジビデオカードではまったく無意味である。常識的に考えれば90Hzから120Hz程度のG-SYNCFreeSyncに対応したディスプレイで困ることはない。